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縛られることに慣れ、いつの間にか浸かってた「ぬるい幸せ」になんか手を振ろう
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たま◇なま 02 あなたは、死にますか?
著者:冬樹 忍
イラスト:魚

なんだかんだで同居生活が続いてる、高校生の透と宇宙鉱物生命体の少女・由宇。
ドタバタな日々を送るも、由宇が時々おかしな言動をとるようになってきた。
そんな折、現れる謎の女性、栗林浅黄。
彼女は告げる、由宇を引き渡してほしいと……。


「あっ……」
腕の中で少女が吐息をはいた。
「……っ……はっ、あ、う……あぁ……」
少女は、寝転がったまま、伸ばした左手で、畳の目を無意味になでる。
「っ……あ、いや……そんな、そんな……っ……あ!」
時折、悶えるようにびくびくと体を痙攣させながら、未知の感触に抵抗するように、ぎゅっと、目を閉じる。
「……っあ、あ、……くっ、は……あぅ、は、はぁ」
目を瞑ったって、逆効果なのに。透るは少女の上で冷淡に思う。
「……あ、ひっ、そんな、あ、あぅ、ひっ、ひーひ……あ、あっ」
資格の情報量が減った分、触覚に敏感になってしまう。より強く、反応してしまう。
この辺りのことも、この少女は知らない。
「あっ、ううっ、、あふっ、ふ。ううっ。あ、うっ」
ほら。やっぱり。少女の喘ぎが強くなった。左手の無意味な動きが激しくなる。畳の目を引っ掻く少女の爪先が、かりかりと音を立てる。
「あ……うっ、ひっ、ああっ、あっあっあっ」
……
「あー!うっ、ひっ、あっ!ひんっ!」
「あのなぁ」
「う!いっ……痛い……痛……あっあっ……ふっ!」
「ちょっと、お前なぁ」
「ひっ……ひっ、あっ、やめ、そこで……やめっ!あっ!」
「静かにしてくれ」
「しかし……これは……っ!あっ、あっうわああっ、あわあああっ」
「動くなって」
少女の声を封じ、透は右手をただ無心で動かす。ああもう。こいつ、ぴくぴく動くから、なかなか捗らない。もう、一気に進行しちまうか。よし。
「あっ……あっ!あっ!あ!そんな!そんな、奥に!あ、深い!え……そんな、所まで……あっ、ああっ、あっ、あっあっあっ……ああっ」
『進行』に応じて、少女の声は、段々と甲高く、切迫したモノになってゆく。


耳痒くなってきた……
たま◇なま ~あなたは、死にますか?~ (HJ文庫 (ふ03-01-02))

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たま◇なま ~生きている、理由~
著者:冬樹 忍
イラスト:魚

部活動の合宿で南の島に行くことになった透や由宇たち。
何故かそこに透に憧れまくっちゃってる愛華がついてきた。透を拘束して使役している悪の宇宙人、由宇を倒すべく同行してきたのだ。そんな中、謎の怪物が現れ、一行に襲いかかる!今回も災難だらけの透は、無事に合宿を終えることが出来るのか!?
そして野郎共の女風呂覗き作戦の行方は!?


「常識がないんですか、あなたは!」
「お前、……いちいち怒鳴るな。私に向かって」
「そうよ愛華ちゃんっ。相手は子供なのにっ。ほら、まだこんなに小さいのにっ」
「…………小さいのか、私は」
小さいって……何が。
いや。
透は、想像を止めた。
「以前、私は灯璃にこの問題を解決するべく、質問をしたのだが」
「なっ…………」
七尾が、怯んだ声を出した。
「やはり、こういう質問は、出来るだけ実績を上げた者にするのが望ましいと思う」
ざばっ、と、湯船をかき分ける音。
「お……おい、」
「ちょっと現物を見せろ。七尾。実際に」
「わー 何すんのっ。この子なにすんの。ぎゃー!」
「おお。なんだこれは。ヒトのこの部位は、こんなに」
「ちょ、ちょっと……」
「……」
七尾兄は、爽やかに親指を立てた。
「な?」
「なんて兄貴だ」
「おい透っ。年長者に向けて、なんて口を」
小さな四角い窓からどんどん吐き出される白い湯気が、中からの光に、照らされている。
「お、これはなかなか……私の手には、余る」
「おいっ止めろよなにやってんだこの子はっ」
「柔らかような堅いような、これはなかなか微妙な」
「何言ってんのっ止めろっやめろおい、やめろっ」
「じっとしていろ。私はちょっと将来におけるモデルケースを」
「おいっ止めろっちょっと止めろよっ……や、止めて……っちょっと……っ」
「ん?どうした七尾。体調でも悪く」
「何やってるんですかっあなたは!いい加減に」
「お前では参考にならん」
愛華の高い声を、由宇は低く切り捨てた。
「…………なっ」
「お前は、灯璃よりも更に、実績が低い」
「……何をっ言ってるんですか!」
カラカラカラ……
頭上で、また、サッシが開く音。
今度は、さっきのより、大きい。なんだか、凄く直接的というか、すぐ近くで鳴ったというか、そんな感じ。
「あ、灯璃さん、窓を開けるんですか?」
窓。
「大丈夫でしょ。外は海だし。まさか、誰かが下からよじ登ってくるわけでもなし」
…………。
「行くか」
「ああ」
二人の男は、頷き合った。そう、確か、玄関には、脚立が置いてあった。
何で、そんなことを思い出してんだよ。今、この場で。



たま◇なま 生きている、理由(わけ) (HJ文庫 ふ 3-1-3) (HJ文庫)

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たま◇なま~生物は、何故死なない?~
著者:冬樹 忍
イラスト:魚

氷見透の家に来た鉱物生命体の少女・由宇。目的は人間社会の支配だ。
由宇は透を改造し、次世代作成の協力を強要する。無体な要求に振り回されつつも、改造により逆らえない透は、由宇とのちぐはぐな同居生活送る。

そんなある日、由宇の宿敵が現れるが……。

 

透は足を止めた。目を閉じる。心の準備に数秒を要した。意を決し、由宇の瞳を見返す。
「何を言ってるんだ、お前は」
「合理的なことを、言っているんだ」 邪魔を―。強力な感情が、急き立てるように、姿を現す。
「あの女は、お前とは、無関係だ」 邪魔を―。しないでくれ、
「あの女がどうなろうと―」 俺の邪魔をしないでくれ、由宇。
「私達には―私達の生活には、何の関係も」 そこをどいてくれ、由宇。
「貴様は、私と、ここで―」 俺の前に、立ち塞がらないでくれ、由宇。
「一生、私と共に、過ごしていれば―」 俺は、前に行きたいんだよ!
「外になど、絶望になど、目を向ける必要は―」 俺を、前に進ませてくれよ、由宇。
「外になど出なくても、私が、貴様の望みを、何でも―」
「確かにその通りかも……な」
由宇は、安心したように、息を吐いた。
「でも、おれは、行く。卑口を倒しに。灯璃を助けに」
「なん―」 そして、絶句した。
「――――だと?」
「由宇」
「お前は、私のつがいだ。お前は、私の計画の、重要な要素だ。お、お前は、私の―」
「俺は、」 由宇の言葉を最後まで聞かず、透は言葉をかぶせる。
「おれは、もう、お前の計画に、協力するつもりは、ない」
「――――――!」
「俺は、息子を性犯罪者になんか、しない。核戦争なんか、起こさない。俺は、世界を、滅ぼしたり、しない」
「―――あ」
聞いているのか、いないのか。由宇の顔が空白になった。無表情でなく。空白に。
「じゃ、行ってくる」
その脇をすり抜け、居間から出ようとした、その瞬間。
「…………私は」
底冷えのするような言葉を由宇は吐いた。
「以前に、言ったよな」
地の底から吹き出す冷風のような、氷点下の呟き。由宇の顔が、ゆっくりと、横を向いた。透の方を、向いた。
「私を、捨てるな――――と」 
氷点下の冷風は、水蒸気のように地表へと吹き出し、
「……由宇……?」
「……きさまが、……そんなことを、言い出すのではないかと……」
そして、
「そう、思っていたのだ!思っていたから黙っていたのだ!黙っていたのに!貴様は案の定、灯璃の元へ行くと言い出した!」
そして、爆発した。
「私を――私を放り出して!私のことなど、構いもしないで!私の言葉に、全く耳を傾けようとせずに!」
「……由宇」
「灯璃の為ならば、私はどうなってもいいというのか!」
「お前、何を言って……」
「人類の為なら、私の計画などどうでもいいというのか!」
無茶だ、透は思った。反抗期の子供のような、無茶な理屈。
「あのときから……灯璃に近づき始めた、その頃から、貴様は変わりだした。それに応じて、貴様は、徐々に、私への関心を失っていった!そんなことくらい気付いていたさ!だが、そんなことは、私にとって、私の計画にとって、たいした問題ではなかった。その筈だったんだ!畜生、私は、私はもう――」
こいつは、一体、何を言って―なんで、こいつは、こんな事を、
催促するように、携帯電話が鳴った。灯璃から着信。アラーム音が一回だけ鳴って、そして、いきなり途切れた。……そう、今は、それどころじゃない。
「目の前にいるのは私だ!電話などに目を向けるな、透!」
「急いでいると言っただろうが!」
自分のことばかり言ってるんじゃない。反抗期の子供じゃあるまいし。灯璃が電話をしてきて、そして、アラーム一回分しか慣らせなかった。電話の向こうは、どんな状況なのか。時間は、無い。本当に。
「話なら、あとで――」
「透」
言葉を切って、燃えるような瞳を吊り上げ、由宇は宣言した。

 

「白い人」の意図が解らない…

たま◇なま ~生物は、何故死なない?~ (HJ文庫)

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