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縛られることに慣れ、いつの間にか浸かってた「ぬるい幸せ」になんか手を振ろう
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迷い猫オーバーラン! 拾ってなんていってないんだからね!! (集英社スーパーダッシュ文庫)
著者:松 智洋
イラスト:ぺこ

都築巧は、血の繋がらない姉と二人暮らしをしている。
潰れかけの洋菓子店『ストレイキャッツ』店長である姉はお人好しで不器用なドジッ子の為、近くに住む幼なじみ芹沢文乃の手を借りながら何とか店を維持するだけで精一杯の日々。
そこに、姉が謎の美少女を拾ってきてしまう。
更に学校では巧に思いを寄せる学校一のお嬢様や悪友達と共に新しいサークルを作ることに。
しかも巧や少女達にはある共通の秘密があったのだ……!

 

「……ん」
ふと、路地喪に小さな猫が迷い込んできたのを、希は見逃さなかった。
ガリガリに痩せた子猫は、周囲の様子を神経質そうに兄回しながら、忍び足で歩いてくる。
希の存在に気づいた時、一瞬、足を煉ませたがじっと希を観察した後、再び緩やかに歩きだした。
「……迷子?」
話しかけてみたが、まるで知らんぷり。
まるで希を空気のように扱って、ゆっくりと希の目前を通過してゆく。
わたしと似てる。
なんとなく、そんなふうに思えてしまう。
「……いいとこ知ってるよ。ごはん、食べさせてくれるよ」
懲りずに話しかけてはみたが、やはり無視されてしまった。
もしかすると、聞いてはいるのに知らないフリをしているのかもしれない。
「……紳間もたくさんいるよ」
全部で十五匹。あれだけたくさんの猫を、希は初めて見たような気がした。
「……優しい人たちもいるよ」
おせっかいで、お人好しで。
なんでもないような些細なことに一喜一憂して、とにかく強引で。
涙が頬を伝う。
わたしは、泣いている。
どうしてだろう?一人なんか平気なのに、寂しくなんてないのに。
「……ほんとうに、すごく、いいところだったよ」
眩いて、希が静かに目を閉じようとした時――
「だったら、戻ってくりゃいいよ」
路地の入り口から、声が聞こえた。
ハッと顔をあげた瞬間、謎の接近者に怯えて子猫が逃げ出した。
同じように、希も立ち上がって逃げ出そうとする。
しかし、相手の動きは素早かった。
しっかりと服の袖を掴まれて、逃げようにも逃げ出せない。
「やっと捕まえたぞ、希」
振り絞るような声でその相手――都築巧は咳いた。
頬を伝う汗を、ゴシゴシとシャツの袖で拭いながら。
陽は刻々と暮れて、まもなく夜が訪れようとしていた。
時折、遠くの方から聞こえるサイレンの音は、おそらく台風被害で冠水した道路への救助隊だろうと、勝手な推測をする。
さてと、俺は腕まくりをして、希の真正面にしゃがみ込んだ。
「文乃、そこじゃ遠すぎ。もうちょっとこっちに来なきゃ」
「う、うっさい、余計なお世話よっ」
と言いつつも、渋々と側に歩いてくる文乃の姿に、苫笑が浮かんでくる。
左手はしっかりと、希の腕を掴んでいる。
もう離さない。今朝の二の舞はごめんだ。
「……どうして?」
「うん?何に対しての"どうして"なのか、わからないけど」
希は咄嵯に、文乃へと視線を送った。
文乃は希を見つめながらも、少し戸惑いがちに身を疎めている。
「とりあえず、話は全部後にしてさ、うちに帰ろうぜ」
俺は優しく希の手を引っ張って、語りかけた。
しかし希は動こうとはせず、二度ほど瞬きをして、
「……どうして?」
また同じ質問を繰り返した。なかなか強情なやつだ。
「一緒に暮らしたし、一緒にメシも食った。一緒にケーキも作った」
これ以上、なんの理由が要るというのだろう?
「帰らない」
ふるふる、と希が頭を左右に振る。
もう決めたことなのだと、その表情には決意が滲んでいた。
ふう、と嘆息して、俺はもう一度、希の手を軽く引いた。
「迷惑かけるから……帰らない」
強情な捨て猫。誰も信じない捨て猫。
いや、希は俺たちを信じてないんじゃない。自分を信じてないんだ。
自分の存在が、ただ迷惑なんだと思いこんでる.
その気持ちは痛いほどわかった。わかってしまった。
口から飛び出すように言葉があふれ出す。
「な、俺さ、昔こんなあだ名で呼ばれてたんだ。タタミって」
希は、俺が何を言い出したのか判らない、というように俺の目を見た。
「巧と、なんとなく響きが似てるだろ?」
俺は、一つ深呼吸して言った。
「あのな、俺も捨てられた、で、孤児院で育りた、6歳まで」
「え……」
「芹沢教会って昔は孤児院もやってて、経営難でつぶれたんだけどな。そこ出身」
おどろいたように目を見開いて俺の顔を見つめる。
希の表情が変わったのが嬉しかりた、
「だから、俺が乙女姉さんに拾われた、人間第一号。希は二号な。乙女姉さん、ホントに拾いグセあるんだよ。さすがに人間はまだふたりめだけどさ」
文乃は、俺たちの会話をじっと聞いていた。
「俺なんか名前もついてなかったんだぞ。タタミと一緒に捨てられててさ、だからタタミって呼ばれてたらしい。いくらなんでもって、棒が一本減ってタクミ、これが俺の名前の由来。これ正真正銘の実話だぞ」
「そんな……ひどい」
よし、話題に引っかかってくれた。
希は逃げ出すことを忘れてくれているみたいだ。
「まあ、地面に直接捨てるよりは、ってタタミを敷いてくれたんだろうから、俺の親の精一杯の愛情を名前にしてもらったとも注えるだろ?おかげで、こんなに踏まれても平気な人問に育った、まあ、主に踏んでるのは文乃と梅ノ森だけどな」
ほら笑え!笑ってくれよ、希。
ほんのちょこっと、口角をあげるだけでいいから。
無表情で、自分は迷惑にしかならないって、諦めた、冷めた目でいないでくれよ。
でも、希は笑ってはくれなかった、ほんの少し首を傾げるように、俺を見上げている。
冷めた目をして……。
「俺も自分の存在が迷惑だと思って飛び出したことがある、経営が破綻して、孤児たちがバラバラに引き取られていって……でも、俺は誰も引き取り手がいなかったから。それまでも別に不幸って訳じゃなかった。賑やかなとこで、仲問もいたし」
そう、言って、俺は文乃を見た。
「……そんなことない。巧は残れた、私のために出て行ったのよ」
長い髪に表情を隠すようにして、文乃は呟くように言った。
「文乃も?」
希は、今度こそ本当に驚いたみたいだった。
「そうよあたしも迷い猫。孤児だったの、あたしの場合は両親とも事故で死んだって判ってるけど」
彼女は、つとめて淡々と、言っていた。
おそらく、必死の努力で、自分の気持ちをまっすぐに伝えることが苦手な彼女の、これは精一杯の努力だった。
「そう。文乃もいたし、婆さん……芹沢シスターっていう院長先生も、元気な人でさ。でも潰れて、残ったのは文乃と俺だけだった」
今でもはっきり覚えている。
次々に、新しい受け入れ先が決まる仲間達。
養子縁組の話が来ては、一人、また一人と新しい家族に出会う者もいた。
最後に残ったのは、俺と文乃の、一人だけ。
芹沢シスターが困っていることを、俺はすぐに察知できた。
あちこち奔走して、俺たちの受け入れ先を探し続けるシスターの労苦を理解出来ないほど、愚かな子供でもなかった。
だから、俺はある日の夜。リュックサックに荷物を詰め込んで……。


迷い猫オーバーラン! 拾ってなんていってないんだからね!! (集英社スーパーダッシュ文庫)です。
ラブコメです。ドタバタです。青と白のしましまです。スク水です。
ツン(テレ)です。天然ちゃんです。ロリお嬢様です。

~~~~~~~~~
~~~~~~~~~
どのチャンネルを回しても、テロップで台風陪報が流れていた。
こりゃ本格的に、明日は休校かもな。
そんなことを考えていると、風呂から上がった希が、フラフラとリビングに戻ってきた。
一瞬、ドキリとするが、ちゃんと体にバスタオルを巻いていたのでホッとした。
「な、なんか飲むか?冷蔵庫に麦茶ならあるけど」
なぜか声が上っずってしまう。
当たり前だ、裸にバスタオルをまとっただけの女子が、すぐ近くにいるんだから。
全裸に比べればマシとはいえ、意識しないかと言われると、そうもいかない。
「ん、いらない」
首を横に振って、希はちょこんと俺の隣に腰掛けた
ち、近いっ!近いって、希っ!
スクール水着どころの騒ぎじゃない。汁い石鹸の匂いを漂わせながら、太ももと胸元が丸見
~~~~~~~~~
~~~~~~~~~
ギャルゲーっぽいお話です。いや、ギャルゲがライトノベル化してるのか?
ムフフ♪とお楽しみ下さい。
 


迷い猫オーバーラン! 拾ってなんていってないんだからね!! (集英社スーパーダッシュ文庫)

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生徒会ばーさす!~お嬢様学園の暴君~ (集英社スーパーダッシュ文庫)
著者:番棚 葵
イラスト:宮坂みゆ
 
あたしが法律、あたしが正義、あたしが神なのよ!
お嬢様学校・白姫学園の生徒会長・天井院神菜は、圧倒的な美貌と絶対的な権力で、学園に君臨していた。ある日、その白姫学園に男子生徒たちが転入してくる。名門女子校に入れることで喜び勇む男子だが、神菜が彼らに告げたのは、女子と同じ制服で学園生活を送れという理不尽な命令だった!横暴に立ち上がる男たち。その先頭に立った紫藤水樹は極悪非道な作戦を立てて、生徒会に勝いを挑む! プライドを懸けた待ったナシの真剣勝負、のはずが、実は神菜と水樹にはある関係があり…。

 
「ほう、これが三日後に行うかくれんぼのルールとやらか」
同じ頃、生徒会室にて。
綺麗に紙に清書された文字を見て、かもめが感心した声をあげた。
ちなみに一般的な生徒会役員は滅多にここを訪れない。何か特別な用件がある時くらいだ。
この部屋をおおっぴらに利用できるのは、生徒会長と副会長と書記だけである。
その内の一人たる書記、つまり葉月がにっこり微笑みながら、今自分が手渡したばかりの紙を指し示した。
「はい、ルールは絶対厳守。破った時点で敗北となりますので、かもめ先輩もよく読んでおいてくださいね」
「ふむふむ」
その言葉にうなずきながら、かもめは字面を目で追っていく。
それによると、かくれんぼのルールは以下の通りになる。
・勝負は三日後の朝七時から
・男子生徒二十人と女子生徒二十人の対決
・隠れるのは男子生徒側。隠れる前に女子生徒は目をつぶって百数える
・隠れる範囲は学園内限定とする
・三時間以内に男子生徒全員を見つけられれば女子生徒側の勝利
・一人でも見つからなければ男子生徒側の勝利
・開催日前日に下準備は可能とする

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「さて、これで男子は全員捕まったわね。ルール通り、女子生徒側の勝利ということで……」
「ちょっと待てよ、神菜」
あくまでふてくされた表情で、水樹がつぶやく。
「お前、数も数えられないのか?」
「え?」
言われて、神菜は改めて目の前の男子生徒を数えてみる。
十九人だった。
「あら、本当。1人足りないわね……でも、それも時間の問題と言ったはずよ」
「さて、それはどうかな。勝負は最後までわからないぜ?」
「何よ、大げさね。たった一人じゃない。すぐに見つけてみせるわよ」
ところが、である。
それから十分以上が過ぎたが、その残る一人は見つからなかった。
とうとう残り時間が五分を切り、神菜の表情に焦燥の色が浮かぶ。
「どうして……ちょっと、A班!まだ最後の一人は見つからないの?」
『申し訳ございません、見つかりません!』
携帯の向こうから、疲労の交じった女子生徒の声が届いた。
『機動隊の方も見つけられていないようで、どこにいるのかさっぱり……』
「……っ!」
神菜は、ぎらりっ、と水樹をにらみつける。
「水樹、どういうことなの!最後の一人をどこに隠したのよ、きりきり吐きなさい!」
「それを教えちゃ勝負にならんだろ。お前、敵に負けてもらって嬉しいのか?」
「く、くっ……!」
その言葉は痛恨だった。神菜は顔を歪ませ、いらいらと教鞭をもてあそぶ。
「お、おい、大丈夫なのか?」
「さ、さあ……わたしもこれで勝負は決まったと思っていたのですが」
かもめと葉月も、かなり動揺しているようだ。自分達もどこかへ探しに行くべきか、悩んでいる。だが、この広い敷地内のどこに当たりをつければいいというのだろう。
そうこうしている間にも、時間は一秒二秒と経っていき、そして……

「し、試合終了です!」
葉月が無念の声を上げた。
結局、最後の一人は見つからなかったのだ。
「そ、そんな……生徒会が、男子生徒に負けた?」
女子生徒達の中に、ざわざわ、と動揺が広がる。
かもめも、信じられないとばかりに、かぶりを振っていた。
神菜は一人、気丈な表情を崩さずにいたが、やがて水樹をにらみつけると、
「……もういいでしょう、水樹。最後の一人はどこに隠したのよ」
その悔しそうな声に水樹は、ニヤリ、と笑った。
「わかった、教えてやるよ出てきな、芹沢」
その言葉に。男子生徒を捜索していた女子生徒の一群の中から、一人の生徒が進み出た。
頭と胸元に手をやると、何かをはぎ取る。
それは、ロソグヘアのヴィックと、布で作った詰め物だった。
「「あああああああっ!」」
「あ、あははは」
全員が絶叫を上げる中、あまり嬉しくなさそうな声で、その生徒……芹沢は笑った。
「誰にも内緒で、芹沢には途中から女装してもらっていたんだよ。女子生徒側に紛れてもらうためにな」
「そ、そんな……こんな初歩的な策に引っかかるなんて!」
わなわなと震えて膝をつく神菜を、水樹が立ち上がって見下ろす。
「普通なら、少し考えればその可能性は思いつくんだろうけどな。オレが『自衛隊を禁止』って言ったから、お前らそこに執着したんだろ」

「……バカな、最初からそこまで読んでいたというのか!」
かもめが驚きの声を上げ、葉月が悔しそうに爪をかんだ。
「くっ、最初から気づくべきでしたね……かくれんぼの参加者が二十人と多目だったのも、こちらが顔見知りの生徒会役員だけになることを避けるためだったんですね?まがい物の女子生徒を紛れ込ませるために」
「ま、そういうことだ」
水樹は満足そうにうなずくと、ふと這いつくばる神菜の肩に、優しく手を置いた、
「そういうわけで、だ。神菜……」
「え……」
「……はい、お前の負け!まずはオレ達の一勝だな、ざまあ見やがれ!」
げらげらげら、と笑ってみせる。
その底意地の悪い笑みを見て、男子女子を問わず生徒全員が、「うわあ」という顔つきになった。
神菜の頬が、みるみる真っ赤に染まっていく。もちろん、怒りのためだ。
心なしか、目の端にうっすらと涙まで浮かんでいた。
「認めない……こんなの認めないわ!このあたしが、こんな単純な策で負けるなんて!」
「だけど、事実は事実だ。認めざるを得ないだろ?」
「で、でも……!」
なおも水樹に食い下がる神菜の前に、ふと、何かが突き出された。
かもめの木刀と、葉月の扇である。
「神菜、負けは負けだ。潔く認めなければ、他の生徒に示しがつかん」
「お姉様、まだ勝負は二本残っています。ここは耐えてください」
神菜はその言葉に唇を噛んでいたが、やがて、ふっと、全身の力を抜くと、毅然とした表情に戻り、教鞭を水樹に突きつけた。
「わかったわ……水樹、今回はあたし達の負けよ。でも、次は絶対に勝ってみせるから、覚えておきなさい!」
そして颯爽と踵を返し、かもめと葉月をともなって去っていく。
その小さな背中が校舎の中に消えた後。やがて、男子生徒達の間から歓声が上がった。
こうして、生徒会と男子生徒の勝負第一戦は、男子生徒側の勝利に終わったのである。

神菜の住む屋敷は、白姫学園から歩いて十分もかからない場所にある。
普通の家屋が四軒ほど収納されそうな広さを誇る豪邸だが、ここは実は天井院家の本宅では
ない。神菜が学園に通うために、使っている別宅なのだ。
住んでいるのは彼女と、使用人が十数名。
神菜はその家路に着いていた。
「まったく、今回の勝負は無様すぎたわ。次はもっと気を抜かないように、反省しないと」
ぶつぶつ、とつぶやいている。かくれんぼ大会に負けたことを反省しているのだ。
次は絶対に勝つ。心に誓いながら、やや上り坂になっている住宅街の道路を歩いていく。
やがて、高さ五メートルはある金属製の柵に囲まれた、洋風作りの屋敷が見えてきた。
門柱にある正方形のセンサーに手をかざすと、指紋が承認されて門が開く。
神菜はぶらぶらと屋敷の中を歩いて、母屋……この屋敷には他にも、使用人が住んでいる離れなどがある……の玄関へと向かった。
ふと、玄関先に、使用人の制服を着た誰かが立っていることに気づいた。
彼は、すたすたと歩いてくる神菜が、ドアの前に立ったことを確認すると、そのドアを開けた。ぶっきらぼうに告げる。
「お帰りなさいませ、お嬢様」
「ん、ご苦労様……水樹」
神菜はにっこり笑ってうなずくと、その使用人を……水樹を連れて、屋敷に入った。

生徒会ばーさす!~お嬢様学園の暴君~です。
まぁ、ライトノベルらしいラブコメなんですが三番勝負がなかなか面白い。
かくれんぼ、鬼ごっこと来てデート勝負。
単純な遊びに見えて実は無茶苦茶と言う
バカ具合がいい感じでした(^^
ぬ~んってした時間を過ごすのにいいですね
 


生徒会ばーさす!~お嬢様学園の暴君~ (集英社スーパーダッシュ文庫)

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小学星のプリンセス☆〈3〉わたしたち、けっこんします!! (集英社スーパーダッシュ文庫)
著者:餅月 望
イラスト:bb

あまあまな同棲生活を送る貢と小学星のお姫様・ルリス。
二人の結婚を小学星の人たちにも祝福して貰うため、一時帰星するルリスだったが、なかなか帰ってこない。
ルリスと中学星の王子との縁談が決定したという。



え~、大団円を迎えたようですね(^^

簡単に纏めると「小学星のプリンセス「ルリス」が星に帰って縁談を断りに行ったら中学星の王子「ヘロデア」に拉致られてそれを地球の一般市民「貢」が一輪車の後ろに乗って助けに行ってついでにルリスの両親に挨拶してバンザーイ!」
と、後日談。

感想

読んでる間なぜか頭の中には「夜明け前より瑠璃色な」が浮かんできた

んだけどこんなシーンあったかなぁ?……

 


まぁ感想なんて他人がどうこう言うのではなく
 

……手にとって感じて下さい。
考えるんじゃない、感じるんだ!
苦行を超えて小宇宙を感じるんだ!!

 

苦行とは↓
①「小学星のプリンセス☆〈3〉わたしたち、けっこんします!!」ってでっかく書いてあるライトノベルをレジに持って行くのは結構ドキドキ……
②ライトノベル全般ですが裏向けて渡してもブックカバー巻いて貰うときに表紙面を……

うそです。なんでもないです。

 


え、と……餅月望先生の次回作も楽しみにしています。
 



苦行回避↓

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がく×ぶる2  (集英社スーパーダッシュ文庫)
著者:本田 透
イラスト:相音うしお

 

女性アレルギーを克服して、"がくぶる"しなくなったはずの御影美千緒だが、逆に女の子を見るとどきどぎが高まりすぎて前屈みに。そんな中、夙川可夢偉のボディガードであった甲陽園ナガレが帰国し、美千緒へ護衛権を賭けた挑戦状を叩きつけた。美千緒は可夢偉の側にいることは出来るのか!?


明日は、修行最終日。
きっと大丈夫だ、俺の後遺症は、女性過敏症は治っている―
明日、そのことを夙川さんと岡本の前で証明する。
姉貴とななみの期待に応えて、俺はこれから本気を出す。
そして、ナガレと沙耶会長に認めさせるのだ。
俺だって、本気を出せぱ夙川さんの隣に立つにふさわしい男になれるということを!
「俺は、やるぞ!!!!」
叫びながら、明後日に迫ったナガレ対策のため、美千緒は仮想ナガレを相手にシャドースパーリングを開始した。
動きやすいようにパンツ一丁となり、見えない仮想ナガレの幻を脳内に思い浮かべながら、その幻を網膜の上へと投影していく。
見えた!
月明かりの下、スポーツブラにスパッツというあられもない姿で忍者刀を構えるナガレの姿が、美千緒の目にぼんやりと浮かび上がってきた!
ぷるぷる。
ナガレが左右に身体を振ると同時に、スポーツブラの盛り上がりもプリンのように揺れる。
思わず鼻から出血しそうになりながら、美千緒は内股に構え、気合いを入れ直す。
おおおおおおおお。
気合いだ、気合いだ、気合いだ!
たかが小学生のスポーツプラごとき、本気を出した俺をはばめるわけがないっ!
そうとも。俺はつまり、意識しすぎなんだ!
気合いで自意識過剰を吹っ飛ばせば、いくらM16で研鎭を積んできたボディガードとはいえ子供相手に遅れを取るはずがない!
悪いなナガレ、お前が夙川さんを守りたいという気持ちはよくわかるお家再興のために、母の志を果たすためにという夢も理解できる―だが俺だって、軽い気持ちで「夙川さんの隣に立ちたい」と言ってるんじゃない。
ここから始めなければ、俺は一歩も先に進めないんだ。
姉貴たちにいつまでも甘えているわけにはいかないんだ。
独り立ちしてみせなきゃな!
「やるっ!俺は、やるっ!!!!やってやるっ!!!!」
仮想ナガレが構える忍者刀めがけて、美千緒は「くわっ」と猛獣のごとく口を開いて頭を落とし、地を這うような姿勢で突進した。
「やってやるぜええええええ!!!!!!」
月に向かって暑苦しい声で吠えながらパンツ一丁で踊っている痛々しい美千緒を草葉の陰から観察していた二人の影ーウテナとななみは、お互いに「ふしゃーっ」と睨みあいながら言い合うのだった。
「ほらごらんなさい。みっちーは、私とやるって言って気合い満々じゃない。かわいそうに、お姉さんのことを考えると身体が火照って火照って寝付けないのよ……あそこまで思い詰めて悶々としているだなんて……かわいそうなみっちー」
「違うよ―。アニキはあ、あたしとエッチなことをやるって言って盛り上がってるの♪おうちで寝ていたら、ななみを襲いたくなっちゃうから寝ていられないの♪んもう、アニキってば遠慮しなくていいのにい」
「ナナ?何を言っているの?みっちーは、私にときめいて興奮しているのっ!」
「ちがうもん。あたしだもん。ぶーぶー」
「とにかく、女性アレルギー時代よりも今のみっちーのほうが心配だわ。早くなんとかしてあげないと、あのパンツ姿で学校に乱入してきて女子高生を襲ったりするかもしれないわ」
「あー、確かに。今のアニキってば完全に性欲をもてあましているから、自分の妹以外の女の子にも興奮する変態になっちゃってるかもぉ……」
「あら?ナナ、何か今、妙な発言を……」
「あん。気のせいだよ、姉さん」
「あっ、みっちーがパンツ一丁ででんぐり返しをはじめたわっ?」
「かなりキテるね。うわあ呼吸があらいよ、全身汗みどろだよアニキ~」
「これは重傷だわ。し、仕方ないわね。私がみっちーを鎮めてあげないと……お、弟の介護は姉の仕事なのだから……あ、あくまでも私は、み、みっちーが欲望をもてあまして一本切れて通り魔とかネット殺人予告犯とか手鏡痴漢男になってしまうことを心配して……」
「んー姉さんは理屈が多いなあ~。その点あたしは、アニキにならいつなんどきなにをされてもオールオッケーだから♪」
「もうちょっと介護意識というものを持ちなさいよナナ。どんどん破滅の道を転がっていくみっちーを救えるのは、どうやら私しかないようね」
「んもう。アニキを助けてあげられるのは、い・も・う・とのあたしだけだってぱっ」
月夜の公園で「やるぜ、俺はやるぜ」と牙を剥いて庖吼しながらパンツ一丁、汗みどろで一心不乱に暴れ回る欲求不満爆発寸前少年・御影美千緒。
もはや、姉(妹)が一刻も早く美千緒の心身を鎮めてあげる以外に、彼が青春の変態犯罪者にならずに生きのびられる道はない。
ウテナはそう結論し、(ここまで追い詰められている美千緒が人前で爆発する日はおそらく明日。間違いなく夙川可夢偉は美千緒に襲われる。明日は一致団結して夙川邸に潜入し、ともに身を挺して美千緒の鎮静剤になるのよ)とななみに視線で通達、こっくりとうなずき合った。


美千緒がパンツ一丁で男祭りを開催していたその時刻、夙川さんの部屋では―

 

甲陽園ってホントに出てきたよ(^^
次は青木か深江。いやここらで逆方向に鳴尾ってのもありかな

     (ライトノベル)

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18歳以上の方向け……。
こそっと萌えようぜ

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迷い猫拾いました
大事に育ててくれますか?
え※ち猫オーバーにゃん!
拾った迷い猫と※なことをするCG集です。

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