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二人で始める世界征服 2 (MF文庫 J)
著者:おかざき登
イラスト:高階@聖人

僕こと赤尾竜太は、どこにでもいる本好きの高校生……のはずだったんだけど、クラスメイトの千紗の「お願い」を受け入れたせいで、スイッチひとつで巨大なドラゴン・リンドヴルムに変身できるようになってしまった。
リンドヴルムの姿でやることは、ずばり世界征服。
千紗=ラプンツェルと一緒に日々励んでます。そんなある日、僕たちのクラスに転校生がやってきた。
「わたくし、ドラゴンが大好きなんですの!」人の話をまったく聞かない迷惑千万なそのお嬢様は、なんとリンドヴルムのために転校してきたらしい……。

 「ご機嫌よう!デーモンテイルの皆様、そしてリンドヴルムさん!」
土手の上に停めたリムジンから降りて高笑いをしている青いカスタム・ミニスカ着物にロボット装甲手足のこいつだ。
今日は半魚人どもの乗った装甲車バスの数は少なめで、馬鹿でっかいトレーラーを一台引き連れている。
「……今度は何の用だ、乙姫」
「もちろん、貴方を連れに来たのですわ!」
やっぱりか。やれやれ。
「何度来ても結果は同じだ。作業の邪魔だから帰れ」
「そうですっ!リンドヴルムは、貴女のところへなんか行きませんっ!」
とラプンツェル。
リトル・レッドフードはもう何を言うでもなく、あかんべーをしている。
「……不愉快ですわね、貴女たち。これだから品のない人たちはいやですわ」
「金にものを言わせて引き抜き工作するヤツにも品はないと思うけど!?」
リトル・レッドフードが揶揄たっぷりに言った。
いやしかし、真つ正面から交渉してくる乙姫の手口でも工作とか言うのかな……?
「ふん、よく回るロですこと。言うことを聞かないなら、カずくで聞かせるまで!」
言いながら、乙姫が手を挙げて何かの合図をした。
それに呼応して、トレーラーの荷台が、ぶしゅーっ、とか音を立てて開いていく。
「好条件を呑んでおけばよかった、と後悔しても遅くてよ!」
荷台から姿を現したのは、リンドヴルム状態の僕より一回り大きなゾウっぽい鉄塊。僕も含めて、それを見た全員が言葉を失っていたに違いない。
「さあ、今日は無理矢理でも連れて帰りますわよ!わたくしのペットとして!」
「誰がペットだッ!」
「問答無用ですわ。ご安心を、殺したりはいたしません。ふふ、反抗的な猛獣を時間をかけて手なずけるのもまた一興ですものね。ほら、そこ!撃たれたくなければ退いてらっしゃい!巻き込まれたら命はなくてよ?」
荷台からよたよたと不格好な鉄塊が降りてくる。なるほど確かにそれには翼が生えていた。その体に比べてあまりにも小さかったけれど。
その鉄塊には、確かに尻尾があった、むしろ五本目の足としての機能しか備えていないように見えたけれど。
その鉄塊の首はドラゴンのように長く、その先の頭には確かに角が生えていた。角は左右で大きさが違ったけれど。
その鉄塊の目には、僕のような牙はなかった。そのかわり、口からは機銃が覗いていた。
そして、その鉄塊には僕にはないパーツもあった、おそろしいことに、それは背中から突き出た戦車並みの砲身だった。その不細工な姿とは裏腹に、物騒この上ない装備だ。
「ラプンツェルッ、レッドフードッ、レッドキャップ隊もッ!手伝いに来てくれた皆さんを連れて急いで避難しろッ」
叫びつつ、似ても似つかない僕の偽物に向かう。メカ・リンドヴルムも、不格好な足を駆使して、がっしょん、がっしょん、と音を立てつつ器用に上手を駆け降りてくる。
ヤツの首が、つまり機銃が持ち上がった。
舌打ち。後ろにはデーモンテイルの仲間のみならず、一般市民もいる!それはつまり、意地でも弾丸を後逸はできないってことだ!
口の機銃が火を噴いた。フルオートの連なった銃声が響き、背後から銃声に怯える悲鳴がいくつも上がった。
僕は自ら銃身の前に出て二足で立ち上がり、翼を広げる。
鉛の弾が容赦なく僕の体に叩きつけられた。
痛い痛い痛い痛い!
さすがに拳銃よりも遥かに強烈だ。
「いい加減にしろこの出来損ないがッ!」
なんとか掃射をやめさせようと、翼を広げたまま銃弾の雨の中を突進する。
その僕の動きに対応して、メカ・リンドヴルムもちょこまかと足を動かして僕から遠ざかろうとしていた。そして、背中の砲身が仰々しく動いて僕へと向けられる。
マジですか。いや、それはさすがに洒落にならない。熱は無効化できたとしても、着弾の衝撃や爆風によるダメージは防ぎきれない予感。
くっ、どうする?
炎を吐けば……いやしかし、それで戦車砲の弾なんぞをどうこうできるものか?目くらましになったとしても、撃たれてしまったら色々やばい。僕に当たっても致命的だろうし、外れても着弾点によっては巻き込まれる人が出そうだ。
手詰まりか……。だったら、やりたくはないけど、体で受けるのが最善か……?

二人で始める世界征服 2 (MF文庫 J)です。
三人目のヒロイン龍造寺八都子さん登場です。
二人目は勿論ありすです。前巻の最後の方でさらっと仲間になってます。
もうめっさラブコメです。


二人で始める世界征服 2 (MF文庫 J)

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