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わるぷるキス! (MF文庫J)
著者:内山靖二郎
イラスト:ニリツ

先天的に魔法が使える女の子たちのために整備された魔女特区、通称セイラムにある高校に転入する朝倉優人。優人は魔女の力の源に“直接触れる”ことで、相手の魔法を使えなくできる力を持っている……自分自身は魔法を使えないのに。この力が疎ましい優人は、力をなくせるという現象「ワルプルギスの夜」を起こせる魔女がこの学園にいるらしいと知ってやってきたのだ。
ところが優人はひょんなことから「男子魔法部」に入部することに。しかもなぜか部員は傲慢なクラスメイトの女子・夏花一人。
女の子ばかりの学園で、優人のぷるぷるに過激な学園生活がはじまりすぎる!!


「ちょっと、彼を床になんか座らせて、なにやってるの?」
「なによ、いま忙しいんだから邪魔しないでよね」
「それって、調教?ちさ先生の真似?」
「ちが~う!これは座禅よ、座禅。英語でいえばThe・ZEN」
なぜわざわざ英語でいい直す?
それにその英語は微妙に違ってるし。
と、ツッコミはさておき、やってきた人物の声には聞き覚えがあった。
校門で俺の争奪戦をしていたうちの一人。魔法医術部の薬師綾音。魔法薬の匂いをさせているから、間違いないだろう。
俺は綾音の外見を思い出す。
夏花とはまた違った意味での美少女―というより、美女のカテゴリーにいれたほうがいいだろう。とても大人っぼく、可愛いというよりは妖艶という感じ。
朝に会ったときは、てっきり上級生かと思っていたので、同じクラスだと聞かされたときはびっくりした。見た目は幼女のちさ先生に紹介されたものだから、なおさら年上に見えたのもあるだろう。
やや赤みかがった、ゆるいウェーブのかかった髪。
シャープで外人モデルのような顔立ち。切れ長で、長いまつげの挑発的な目つき。
リップグロスのせいか、濡れたように艶やかな色っぽい唇。なにより印象的だったのは、そのスタイルだ。
もうしわけないが、夏花と比べても、子供と大人。
目を閉じていても、あの強烈なボディは頭に浮かぶーなどと、雑念を思い浮かべていたら。
「ウチの新入部員はすごいのよ。いくら邪魔してもピクリともしないの。これは達人レベル。ガンジー並みのすごさよ」
いや、ごめん。
こんな俺をガンジーと比べるのはやめてくれ。すごく失礼だから。
というか、おまえはどれだけガンジーのことを知っているのかと。
すると、俺の顔を綾音がのぞいている気配を感じた。
「ふ~ん、そうなの……」
ううっ……たったいま雑念に満たされていたのを見透かされていないか、ちょっと心配だ。
きっとガンジーならこんな心配はしたりしないだろう。
夏花の代わりに、俺が謝ります。ガンジーさん、ごめんなさい。
「なるほどねえ」
しばらくバラと魔法薬の混ざった香りがすぐそばに感じられていたが、やがてスッと遠のいた。
「まあ、いいや。ちょっと着替えさせてもらうね」
「ちょっ!?なんで、ここで着替えるのよ?」
「別にいいでしょ。制服に薬の匂いが移っちゃって嫌なのよ」
さらさらと衣擦れの音。
思わず聴覚に全神経が集中してしまう。
「最近、合う下着がなくて困るのよ。安物つけると体形が崩れちゃうでしょ?」
いきなり生々しいことをいい出した。
一方的に下着に対する不満を赤裸々に告白する綾音に、夏花はさっさと出て行けと抗議するばかり。
「胸が大きくなるのはいいんだけど、くびれを維持するのは大変よね。あんまり筋肉とかつけたくないし。お腹触ってみる?」
くびれ!
くびれですって、奥さん!
「セイラムはランジェリーショップが少ないから嫌ね。下着はネットで買いたくないし……」
ピシッピシッとなにかを弾くような小さな音がする。
なにを弾いているんだ?
位置からして腰のあたり。
「このショーツ、ちょっときついかも」
また、ピシピシという音。
もしかして、それは下着をひっぱっている音?
なんとはしたない。
ここに男がいるのを忘れていないか。
忘れてるだろう?
だったら、ちょっとだけ目を開けても……大丈夫か?
うん、大丈夫。
脳内会議を一瞬で終了させると、俺は身体を微動だにさせず、目だけを薄く、本当にうす~く開いた。
しばらく目を閉じていたので、うまく焦点が合わない。
視界には、ぼんやり肌色っぽいものが見えるだけ。
高鳴る動機を押さえつつ、俺はもうちょっとだけ目を開いた。
すると……
ぱちくり。
目と目が合った。
しかも、綾音と夏花の二人と。
「これのどこがガンジーなのかな?」
かがみ込んでこちらを見つめていた綾音は、腰に手を当てて身体を起こすと、見下すような目をして「ふん」と鼻を鳴らした。
いや、「ような」じゃなくて、間違いなく見下された。
軽蔑された。
呆れられた。
しかも、綾音はまったく着替えていない。
なんてこった。
すっかり騙され―
スパーン!
突如、俺の後頭部に夏花のハリセンが横殴りに炸裂した。
不意を打たれて、目玉がこぼれ落ちそうになった。
スパーン!
スパパーン!
スパパパ、パ――ン!
十六ビートの軽快なリズムでハリセンが振り下ろされる。
音は景気がよいが、殴られているほうはたまらない。
「いてえな、こらっ!」
俺はハリセンを白刃取りして立ち上がる。
「このエロ親父三倍速!それでも男かっ!」
まったく意味のわからん悪口だが、普通のエロ親父よりも三倍ぐらいすごいのだろう。
「だって、しょうがないだろ。目の前であんな話されたら、誰だって目を開けるって!」
「私が気を散らそうとしたときは無視していたくせに……」
「ピンクの象なんか見たくないからな」
「じゃあ、私の下着は見たかったんだあ?」
俺と夏花の間に、綾音が割って入ってきた。
こうして目の前に立つと、綾音の背は俺とほぼ同じぐらい。
女子にしてはやや高めで、夏花よりは頭一つ大きい。
そして、なにより胸が大きい。
それだけでも、俺を動揺させるに十分な破壊力だ。
「そ、そういうわけじゃないけど、すぐそばでそんな話をされたら気が散って当たり前だろ!」
「だったら、なんでピンクの象に反応しないのよっ!」
夏花が怒鳴る。
「なぜそんなにピンクの象を推すんだ!!」
「鼻だけグリーンなのよっ?」
「そこはセールスポイントなのか?」
すると俺たちの低レベルな言い争いにうんざりしたのか、綾音が呆れた口調で眩いた。
「だいたい、夏花ねぇ……男に魔法を教えるなんて無駄なことやめなさいよ」
「なにが無駄なのよ!」
その綾音の言葉に、夏花は敏感に反応した。
「わからないの?魔法は魔女だけの特権なのよ。それをわざわざ男に教えてあげるなんて、どうかしてるわ」
ちょっと言葉はきついが、綾音のいうこともごもっともだ。
それだけに、夏花がなぜ男に魔法を教えるなんて面倒なことをしているのかは、俺もちょっと興味がある。
「そうだな……おまえ、なんでそんなに男に魔法を使わせたいんだ?」
すると、夏花は両手に腰をあてて、高らかに宣言した。

「だって、みんなが魔法を使えたら楽しいでしょ!」


わるぷるキス! (MF文庫J)です。
魔女特区、通称セイラムにある高校に転入して来た魔法を打ち消す事が出来る男子高校生の話です。
うん、ビリビリは出ていません。主人公もとーまーじゃなくてゆーとー(朝倉君)です。
ハーレムです。女子寮に住んじゃいます。ファンタジーなシーンも読みどころです。
ハーレム♪&ファンタジー。
流石、ギャルゲシナリオに一番近いライトノベルの出版社MF文庫J。
楽しめます。


わるぷるキス! (MF文庫J)

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