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ねくろま〈2。〉
著者:平坂読
イラスト:じろう

 

幼なじみの美少女マシロと同棲生活を始めることになった、天才少年魔道士のソリス。
彼女と二人ぎりで思う存分ラブラブイチャイチャ出来るかと思いきや、先日の戦いで眼鏡が割れてしまったので、完壁超人から一気にドジっ子にクラスチェンジ。
普通の学校生活にすら難儀するありさまだった。そんなソリスの隙を狙って迫る少女たち。
メイとヒカリの死霊術師コンビはもちろん、キャロルには屋敷にまで招待されてしまう。
一方その頃、シェンファのところには意外な人物がやってきて……。

新感覚スケスケ純愛ラブコメディ第2弾。ポロリもあるよ!(首とか?)

nekuroma2.jpg


「うふふ、お風呂で背中を流してさしあげることのどこが破廉恥なんでしょう~?私なんて毎晩お嬢様のお背中をお流ししていますのに~。お嬢様、私のことを破廉恥な女だと思っていたのですね、しくしく……」
「わ、わざとらしい嘘泣きはおやめなさい!あなたがわたくしの背中を流すのとわたくしが、そ、ソリス様のせ、せせ背中を流すのは全然違います!」
キャロルの言葉にソリス全力で首を振る。
「そう、その通り!それマズいですから!絶対マズいですから!ていうか、俺はもう身体を洗ったしー」
「二回洗えばいいじゃないですか~。減るものじゃないですし~」
「神経が磨り減りますよ!」
「まあまあ。ソリス様はお嬢様にお背中を流されるのが、それほどまでに不愉快だと仰るのですね~」
「そ、そんなこと言ってない!」
「では、不愉快ではないと。むしろ大歓迎だということですね~」
「なんでそうなる!?」
ソリスの叫びを無視し、
「うふふ、お嬢様」
「な、なんですの?」
「カリオストロ家の淑女たるもの、お客様には最大限のおもてなしをするのが礼儀というものですわ。日頃お世話になっているご学友でしたら尚更のことです」
「だ、だからと言って!」
「お嬢様、私は残念です……」
「え?」
「お嬢様が、そんなことも出来ない情けないお方になってしまわれて……教育係として御主人様になんとお詫び申し上げたらいいのか……もはや死をもって償うしかありませんううう……」
「ま、待ちなさいマナ!わ、分かりましたわ!やればいいのでしょうやれば!」
「納得しちゃつた?!」
ソリス驚愕。
「うふふ、頑張ってくださいお嬢様。恥ずかしいことなんて何もありません。だってこれは、当たり前のことなのですから。お客様に礼を尽くすことに跨躇いを覚える方が、むしろ恥ずべきコトなのですから。もちろん、高貴で誇り高いお嬢様のことですから、そのような恩知らずで恥知らずなことは絶対にないと思いますけれど……」
「と、当然ですわマナーわたくしにかかればソリス様のお背中の一つや二つー!」
「だ、騙されるんじゃないキャロル!それはマナさんの罠だ!」
しかしキャロル、人形のように機械的な動きでこちらに向き直る。
「恥ずかしくなどありません……当然のことなのです……わたくしはキャロル・カリオストロ……高貴で誇り高い……」
自分に言い聞かせるようにブツブツと眩きながら、ゾンビのようにゆっくりと追ってくる全裸の少女。
……これ以上近付かれるとまずい。
いくら眼鏡を外しているとはいえ、見えてしまう。バッチリ見えてしまう。
「くっ!」
ソリス意を決し、タオルで前を隠して立ち上がる。
湯船から出る。
目を瞑り、出口に向かって真っ直ぐにダッシユ。
「うふふ、かつてとある偉人はこう言いましたわ『逃げちゃダメだ』と」
「逃げるっつーの!」
外から聞こえてくるマナの妄言に律儀にツッコみ。
「逃がしませんわソリス様!大人しくわたくしにお背中を流されてくださいませ!」
「!!」

目の前からキャロルの声。
思わず目を開ける。
ソリスの真正面に立つ裸の少女。
「ど、どけキャロぶつかっ」
衝突。
全裸で。
「きゃあつ!?」
「うあっ!?」
悲鳴を上げて倒れる二人。
しかも反射的に下に伸ばしたソリスの右手は、見事にキャロルの左胸に
硬直。
無言で見つめ合う。
「……」
「……」
「……」
「……」
「……あのさ、キャロル」

どう見てもキャロルを押し倒している状態のソリス。
「……何でしょうか、ソリス様」
どう見てもソリスに押し倒されている状態のキャロル。
二人とも平淡な声、ただし顔は真っ赤。
「……怪我、ナイカイ?」
「……背中ガ少々痛ムクライデスワ」
「……ソウカ」
「……エエ」
けっこう勢いよくぶつかったので、大したことがなかったのは幸いだった。
よかったよかった。
「……」
「……」
さらなる沈黙が続き、やがて。
キャロルはゆっくり目を閉じた。


閉じられても困る。




赤髪ツンデレ(デレ成分90%)と一緒にお風呂に入っておっぱい揉んで押し倒したあげくゆっくり目を閉じてもらえるのは一生分のおもてなしだな。
こんだけ出来たらもう妖精になってもいいな
 
ねくろま〈2。〉 (MF文庫J)            (ライトノベル)

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