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C3 シーキューブ〈3〉 (電撃文庫)

著者:水瀬葉月
イラスト:さそりがため

フィアがやってきてから一難去って、ようやく落ち着きを取り戻した夜知家
しかし、春亮とこのはが外出したその間に、「ソレ」は家の中へと忍び込み、ひとりでお留守番中のフィアの背後からそっと近づいて
……カサリ
微かな物音に異変を察知したフィアはルービックキューブを取り出すが、「ソレ」黒髪の幼女は自分の髪でフィアを縛り上げ、宙づりにして……こちょこちょくすぐりまくった!!?
春亮と知り合いっぽいこの女の子って、一体誰だ一ッ!?
C3 シーキューブ第3巻の登場ですっ!!


強引に引っ張っていかれたのは、寝室。電気は点けられずカーテンも引かれたままの室内は薄暗く、辛うじてベッドと勉強机らしきものがあるのが見えるだけだ。
「ちょ、ちょっと、いんちょーさんっ……」
急に手が離され、春亮は部屋の中央に尻餅をつく。息を荒げた錐霞はふらふらとベッドに上がった。春亮には未だ事態が把握できない。動けない。そんな彼の顔を嬌然と眺めて、錐霞は自分のジャージのズボンに手をかけた。何の逡巡もなく、引き下ろす。その下には夏に着る体育用の短パン。それも、もどかしそうに脱いだ。そこで、ようやく――錐霞の下着たる、黒々とした革が現れる。
「ああ……」
さらに錐霞は上半身のジャージに手を伸ばし、そのジッパーを下げる。脱ぎ捨てる。その下の体操着を脱ぎ捨てる。さらにその下のTシャツも、破らんばかりの勢いで脱ぎ捨てる―
錐霞はゆっくりと手を伸ばし、ベッドの脇にTシャツを落とした。脱ぎ捨てられた衣服の上に、ふわりと最後のそれが舞い降りる。ベッドで膝立ちになった錐霞の姿は、もう、かつて春亮が彼女の裏側を知った瞬間と同じだった。脱げば死ぬボンデージ服を纏っただけの姿。扇情的に面積の少ない革、鈍く光る黒色。
「い、いんちょ!、さん……」
「や、夜知……見てくれ。ああ、見てくれ。見たくないかもしれないが、んんっ、はああっ―畜生、でも駄目だ、もう……んっ!」
口を半開きにしながら。
彼女はそのまま背中を反らす。自らの身体を、春亮に見せつけるようにする。
そして、その右腕が。
ゆっくりとゆっくりと、動いて
「……わ、か……ん……」
止まった。それはどこにも伸ばされない。
中空に突き出されたまま、何かの舞踏のように。
ただそこで、錐霞は今の眩きをもう一度繰り返し、叫んだ。

「《黒河可憐》んんんっ!!」

瞬間、彼女の手首に巻きついていた革ベルトが歓喜する。
びしびちびしいと超常的に革が伸びる音を立てながら、蛇のように体操選手のリボンのように、螺旋を描いて跳ね回る。
蛇は樹に絡みついた。上野錐霞という樹に絡みついた。腕に触れ、腋の下を通り、手足を巻き込んだ。何重にも幾重にも。おぞましく、執念深く。
「……あ・あ、はぁ……」
錐霞は膝立ちの姿勢のまま、その革ベルトに拘束されていた。それは捕獲という嗜虐。
ぎちりぎちりと圧力が強まり、肉の凹凸をより一層明確にする。
愕然と目を見開くだけの春亮の前、錐霞の身体を拘束しつくした《黒河可憐》の先端がゆらゆらと揺れていた。拘束はそのままに、その先端だけがすうっと動く。
それが次に巻きついたのは、身動きの取れない錐霞の左手だった。
ことさらにゆっくりと、蛇は彼女の親指にその舌を這わせ、ぎちぎちと革の音を絡め、そして―曲がるはずのない方向に、一気にその親指を折り曲げた。
「がっ!くあ、が、ああ、んんん、んんんんんっ!?」
ぺきり、と冗談のように軽い音。それを掻き消す、錐霞の声。
「い、いんちょー、さんっ……!」
「いい、いいから、まだだから、見て、夜知、見て、く……あああっ!?」
人差し指。続いて中指。当然のように薬指。仲間外れはいけないので小指。
ぺきりぺきりぺきりぺきり。
「ん、う、うあっ……」
錐霞はびくびくと拘束された身体を跳ねさせる。飛び散る汗、肌を伝い落ちる汗。頭の後ろで結ばれていた髪が何かの弾みで解け、まるで生き物のようにシーツの上に散らばった。
「そう、いい、これで、いい……でも、まだだから、まだだからっ……くあっ」
指を全て折り終えた《黒河可隣》は、さらに錐霞の肉体へとその鎌首をもたげた。両の手首。肘を経由して肩。さらにぐるりと回って膝。足首。そして忘れてはならないとばかりに、最後に、首―何をするために?わかりきっている。
慌てて春亮は立ち上がろうとする。だが膝に力が入らない。潤んだ錐霞の目が、ベッドの上からその動作を制した。
「いいんだ、死なない私は死なないから、だから、ほら―」
棙れていた指が元に戻っていくのが見える。
だが、いいわけがない。だって、今まさに、彼女の身体にはそれ以上の《棙れ》が生まれようとしているのだ。
「ああ、ああ、ああっ……《可憐》、《可憐》、《黒河可憐》!さあっ……!」
そして、彼女を拘束していた革ベルトが、一際大きく強く激しく轟動し
「ん、あ、あ、ああ、ひゅ、かは……っ、っ、っーっ、あ~」
刹那の停滞。時間が停まったかのような静けさ。
ひゅう、と息を吸い込んだ錐霞が、目を見開いて動きを止めて。
その全身が、一度だけ、びくんと震えて。
解放。
「―あ、ふああああああああああああっ!」
めきめきめきりと、錐霞の手足が力任せに捻じ曲げられる。骨格が骨格の意義を失う。
彼女の首に食い込んでいたベルトが強く締まる。気道を圧迫する。
そして錐霞は口の端から挺を垂らし、汗を飛び散らせながら―
全身を引き攣らせて、ベッドに倒れ込んだ。
 

C3 シーキューブ3巻です。ライトノベルです。電撃文庫です。フランス書院じゃないですよ?
そしてもう、フフン♪に見せかけて指ポッキンなんて……
微量のフフン♪と少量のグロ?が微妙に解け合っております。
いや、グロってほどでもないかな。そんな感じのライトノベル。サラッと読めます。
次巻ではどんなキャラが出るんだろ。

それにしてもさそりがためさんのイラストはフフン♪過ぎます!!

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