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迷い猫オーバーラン!2  拾わせてあげてもいいわよ!?(集英社スーパーダッシュ文庫 )
著者:松 智洋
イラスト:ぺこ

都築巧は血の繋がらない姉、乙女と偶然拾われた素性不明の美少女霧谷希と暮らす高校生。檄ツンな幼なじみの芹沢文乃と共に潰れかけの洋菓子店『ストレイキャッツ』を必死で維持している。だが、忙しすぎて学園理事長の孫で巧に想いを寄せる梅乃森千世が作ったサークル活動に出られなかった事から、千世の怒りが爆発。千世の幼なじみで純正セレブな竹馬園夏帆も加わって、事態はとんでもない方向に発展する!?

乙女姉さんを……水着コンテストに!? 
「い、いやあ、何も悪い方向に考えることはないんだよ。さっきも言ったけど、店の宣伝になるし。このところ景気もよくないでしょ?」
同じ商店街のご近所さんには、わかってしまうらしい。
ストレイキャッツが、今どれだけピンチな状態なのか……。
「うう~ん、水着コンテストかあ~」
あご先に人差し指を当てて、乙女姉さんは困ったような顔をした。
「乙女さんが出てくれれば、店の人気も、商店街の人気もうなぎ昇りだよ。ねっ?」
「う~ん、でも~別に私じゃなくても、いいような気が~……」
「そ、それは困るよ、乙女さん」
なぜか、精肉店の店主が慌て始めた。
「なんというか……その、それは非常に困るんだが」
「どうして~?」
「そ、それは、やっぱり乙女さんには華があるし……」
目を泳がせて、しどろもどろになる精肉店の店主。
確かに、乙女姉さんは町内の人気者だし、スタイルも抜群だもんな……
「ま、まあ、今すぐどうこうって話じゃないから、よく考えて、ぜひ参加をよろしく頼むよっ」
一方的にまくし立て精肉店の店主は、ケーキを一つ買うと慌ただしく去っていってしまった。
「……あたし、お店のためなら、脱ぎます!な~んちゃって、てへ♪」
それにしてもこの人、ノリノリである。誰がって?それはもちろん乙女姉さんです。
放っておいたら歌の練習も始めると思うな。振り付きで。
「乙女さんのスタイルなら、優勝間違いなしですよね」
ものすごく他人事な感じで文乃が言う。まあ、そんなもんだろうな。
我々の期待は選択の余地なく町内水着コンテスト優勝による当座の生活費獲得と町内への宣伝に向けられることになった。乙女姉さんも別に嫌がってないからいいかな、と……と!?
「ねー、巧、これ、どう思うー?」
ちょんちょん、とほっぺを突かれて振り向く俺。
視界には、鼻血を出して倒れている大吾郎と家康。
「ん~、またおっぱいおっきくなっちゃったのかな?なんだか小さいみたい……」
そして俺の至近距離には、どう見てもサイズに合っていないピチピチで紐と化した水着を身体に密着させた乙女姉さんのグラマラス豊満ボディがあったのだ。
「どわあああっ!姉さんっ!それマズイって!?」
「乙女さんっ、水着、破れそう!脱いで、脱いでっ!」
はち切れそうな姿に思わず叫ぶ俺。慌てた文乃が光速でバスタオルを姉さんに巻く。
その瞬間、ぶち、と可愛い音を立てて乙女姉さんの足下に水着の残骸が落ちた。ぐっじょぶ、文乃。そのバスタオルテクニックは特技に認定しよう。
「あ~。どうしよう、巧。お姉ちゃん、水着、これしか持ってないんだけど……」
姉さんの水着は外人体型。一番安くても万単位だ。あんな薄い布なのに、水着は高い。
がっかりして水着の残骸を見つめる乙女姉さんだが、さすがにこれを買い直す予算はない。
しかし、この期に及んで水着コンテストに出ないというわけにもいかない。
最大顧客である商店街を敵に回すわけにはいかないのだ。
「……希」
「……にゃあ?」
俺は、深く溜息をついた。既製品の安売り水着でも着られて、しかもコンテストでぶっちぎりの優勝が出来そうな美少女が、幸い、ストレイキャッツにはもう一人いる。
「悪いけど、希、姉さんの代わりに水着コンテストに出てくれないか?どうせ、文乃は出ないだろうし……」
言葉の途中で、ピキ、と空気の凍る音がする。
「なに、それ?」
文乃である。何を怒っているのか全然わからないが。
「どうしてあたしが出ないって決めつけるのよ!?」
「えっ、ええっ!だって、お前こういうの嫌いだろ?出るわけないじゃん」
「勝手に決めつけるな!で……出るわよ!あたしっ」
まて。落ち着け。
文乃は、基本照れ屋なのだ。というか、極端な照れ屋と言うべきだ。恥ずかしいから殴る、照れ隠しに蹴る。そういう人物が水着コンテストに出ては死人が出るかもしれん。
「文乃、無理しなくていいって。希、いいよな」
「……にゃあ。わかった」
希は快諾する。まあ、これだけでストレイキャッツの優勝は約束されたようなものだ。
しかし、全然収まらない狼少女がひとり。
「無理なんかしてないっ!二回死ね!あたし、出るわよ!お店のために優勝すればいいんでしょっ!ぜったい出る!出ますっ!」
……おい。
顔が耳まで真っ赤で目に涙がたまってますけど。そんなに嫌ならやめていいのに。
しかし、ここでトドメを刺すのが家康の役割だ。
「へっ、そう言いながらどうせワンピースにパレオに帽子にサングラス、ついでにパーカも着込んで完全防備なんてオチでしょ?知ってる知ってる。そういうツンキャラよくいるって」
「ビキニで出てやろうじゃないのーっ!!!」
文乃は、涙目で竜巻旋風脚を放ち、家康を粉砕した。だが落ち着け、それは墓穴だ。
冷静になれ文乃。縞々のパンツも見えてるし。俺は、今、やっと事態が呑み込めた。
俺が「出るわけない」って言ったから、狼法則が発動して本心は「出たくない」のに「出る」って言い出してるだろ、絶対。
「文乃、ホントに大丈夫だって。希が出てくれれば……」
「うるさいっっ!出るの!決めたのっ!巧の無神経――っ!!百回死ね――っ!」
文乃の黄金の左腕が繰り出すパンチで、星が砕けた。銀河が泣いた。
吹き飛ばされて気絶しそうな俺の耳元にしゃがみ込んだ希が、ぽつりと眩いた。
「……策士?」


迷い猫オーバーラン!2 拾わせてあげてもいいわよ!?(集英社スーパーダッシュ文庫 )です。
天然?美少女霧谷希、檄ツン幼なじみ芹沢文乃、ロリぺたお嬢様梅乃森千世に続いて純正お嬢様竹馬園夏帆参戦!
~~~~~
ふと、夏帆さんが、俺の方へ歩み寄ってきた。
「あなたに今回は色々と教えられましたわ。その恩返しというわけではありませんけど。私なりのお礼をさせて頂きたく思っております」
いや、そんな、礼を言わなきゃならないのはむしろこっちで――と言いかけた瞬間。
夏帆はぎゅっと俺の足を踏みつけ、思わず俺が仰け反った所に急接近し、そのまま俺の唇に唇を重ねてきた。いわゆる、キス、だ。
~~~~~~
ギャルゲならそろそろ選択肢が出てきて「どの娘を応援しますか」とか出てくるころだな。
 


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