ラッキーチャンス!3巻
著者:有沢まみず
イラスト:QP:flapper
黒猫がぞろぞろと前を横切り、大量のカラスが頭の上で鳴き、なんかとてつもない不運がやってきそうな予感……。
そして久々にやってきました、大災厄♥
学校に行っても、町に出かけても、仕事で行った温泉旅館でも、雅人を襲う不幸の連続。
二之宮さんはとんでもない誤解をして気絶しちゃうし、天草沙代はますますブチ切れるし。
あれ?なんで僕の身体が○○になっちゃってるの!?
でも、キチはそんな雅人と一緒にいるだけでとっても幸せ♪
あとは、どうしても叶えてみたい願いが一つあるんだけど……。
”なんだったら、雅人ちゃんとでも一緒に入ったら?”
「な!?」
天草沙代が声を上げ、抗議をする前に、”じゃぁあね~”と言って電話は切れてしまった。
天草沙代は深い深い溜息をつく。どういう訳かあのオカマ校長と電話をすると心の底から疲労してしまう。
しかも終始向こうにペースを握られて。
天草沙代は携帯を胸元に握りしめたまま、ぽふんと前のめりになって布団に顔を埋めた。
廊下の向こうからまだ賑やかな騒ぎ声が聞こえてくる。
それに対してこちらは明かりもついておらず、しんみりと静寂が漂っている。
ほんの少しだけ。
ほんの少しだけだが。
寂しくなってくる。
「……」
天草沙代は疲れたように、
「本当に入っちゃおうかな、温泉……」
そう一言呟いた。
一方、雅人は酔っぱらいと化したキチに、
「マサト~」
じゃれかかられている。
「マサト!マサト!」
「な、なに?」
「マサト♪」
「は、はい?」
「マサト……」
浴衣を着て無防備に動き回っているのでほとんどそれがはだけかけている。
裾がからげ、そこから白い細い太ももがのぞいていて、艶めかしい首筋から華奢な肩。
二の腕。さらに胸元が。
危ない角度で布が引っかかっているので辛うじて肝心なところが見えていないが、これは多分、もう時間の問題。
さらにちらちらと足の奥には青い下着が……。
「ちょ、ちょ~っとキチ!」
雅人は慌ててそれを直す。彼女の浴衣の裾を整え、帯をきゅっと巻き直してやった。
するとキチは白い首筋を仰け反らせ、くすくすと笑いながら、
「マサト」
とろんとした流し目。
髪を掻き上げ、色っぽい吐息。
「マサト~」
雅人の膝の上にまたがる形になってぎゅうっと彼の顔を抱きしめる。
「~~~~~~!」
雅人は焦る。
「き、キチ!こら、キチ!いけないよ、それ!やめなさい、それ!」
酔ってるからか。
普段はお子様のような元気さに満ちているキチが。
なんだろう?
女っぽくこの上なく艶っぽい!
「マサト……」
雅人の顔を抱きしめたまま。そして彼女は溜息混じりに。
「マサト……」
彼の名を呼ぶ。何度も呼ぶ。何度もぎゅうっと。
また抱きしめる。
「……き、キチ?」
なんとなくその声色に言いしれぬ感情が秘められているような気がして。
悲しみ。
が、あるような気がして……。
「ど、どうしたの?」
と、マサトは尋ねる。
するとキチは、
「大好き……」
ぽつりと小さく呟き、ゆっくりと目を閉じ、そのままずるずるとずり落ちて雅人のお腹の辺りにまで降りてくる
「温泉宿・猫屋」を想像してたんだが違った……
ラッキーチャンス!〈3〉 (電撃文庫)
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貼れないストーリーをこっちでやってます。
18歳以上の方向け……。
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