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れでぃ×ばと!〈4〉 (電撃文庫)
著者:上月司 
イラスト:むにゅう

引き続き絶賛夏休み中の白麗陵学院。
心身ともに事件いっぱい、秋晴のセルニア宅お泊まり試験から戻った朋美は、最後の夜の「あの事件」から、どうすることもできない心のモヤモヤを抱え込んでしまったのでございました。そこで、このモヤモヤの正体を見極めるべく、ある言葉を言い放つのです。曰く
―「秋晴、デートしましょう?」と!!
ついに腹黒幼馴染みの本領発揮!?
風雲急を告げるデートの顛末、秋晴の嫁を自称する少女の登場、そして超美少女メイド参上の大騒動などなど、どたばたな夏はまだ終わらない
 

れでぃ×ばと!


「……わ、なんか凄い人達だね」
季節感ゼロの服を纏った奇異な二人が近付いて米るのにようやく栗も気付いたようで、そんなことを言ってくる。……あの二人がこいつの想像を遙かに越えて、別々の意味で凄い人だっていうのは、流石に言えない。いきなり婚約者にされかかったとか殺されかかったなんて話をしても、たぶん気の毒な目で見られる結果に終わるだろーし。
ともあれ、色々な意味でこの二人が苦手な秋晴としては、何も見なかった振りをしてこの場から立ち去りたい……けど、今から逃げたらあのマーダー侍女にどんな日に遭わされるか分からないし、何故か朋美とセルニアが逃げ場を無くすように位置を変えて立っているし。こいつら実は仲良しさんなんじゃなかろーか。
現実ってのは厳しいものなのだなあ、と秋晴が遠い目をしている内に、二人の上級生は近くまで来て、アイシェが小さく頭を下げた。
侍女のヘディエもそれに倣ってか軽く会釈をし、
「これはこれは偶然ですね旦那様、或いはお嬢様をストーキングですかこのハイエナ野郎様。この暑いのにご苦労なことです、どこか涼しい所に行ってみると宜しいと思いますよ。南極とか北極とかロシアの凍土とか、そのまま氷漬けなど素敵でしょう」
……なんでこの人は澄んだ笑顔でここまで酷い事を言えるんだろーか。嫌われているのは分かるけど、それでもショックだ。向こうからしてみれば大切な主人の素顔のみならず肌を見た大罪人ってことなんだろうけど、だとしても暫定旦那様呼ばわりしている相手をこうも罵るっていうのはうん、ヘコむ。
相変わらずの暴言っぷりに秋晴がブルーな気分に陥っていると―不意に、朋美が動いた。
何となく目で追うと、素早くも滑らかな動作で譲の横に並び、伸ばした右手でアイシェを指
して、
「あちらの、チャドルを纏った女性は一学年上の先輩でアイシェ=ハディムさんと言うのですけど
――秋晴くんに裸を見られてしまい、宗教上の問題で暫定的に婚約者ということになっているんですよ」
「なっ……おぃ?!」
「ええええええええええっ!?なっ、なんデスかソレ?!」
間近で思いきり叫ばれたけど、叫びたいのはむしろこっちだよ。前振りも無しにいきなり黒歴史をカミングアウトされるってどういうことですかあの腹黒は。
棗は大きく開けた口を隠すようにして手をあててこっちをガン見してるし、朋美はやけにすっきりした笑顔してやがるし。なんだその一仕事終えましたって顔は。
「ああああっくん!?ほ、ほんとなのっ、婚約者って?!それに覗きはよくないよっ」
「いや落ち着け、っつ!か誰が覗きなんてするか!?偶然、それはもうびっくりするくらいの偶然の事故でそれっぽいことがあっただけで、正式には婚約じゃない!」
「まあまあ随分と必死に否定しますね、旦那様?」
「あんた間違いなく状況を悪化させたいんだろっ?!」
抜群のタイミングで旦那様呼ばわりしてくるヘディエに怒鳴ってから、秋晴は藁にも縋る心境で傍観していたセルニアへと近付いて、
「……おい、頼むからお前からもフォローしてくれっ。このままだと親戚中に言い触らされかねない最悪の事態になる……!」
「フン……仕方ありませんわね」
縦ロールな髪を後ろに流すように手で払う動作の後、セルニアは一歩前に出た。おお、なんか頼もしい。普段は勢いだけで抜けているのが嘘みたいだ。
祈るように両手を合わせ、秋晴は斜め後ろからセルニアの勇姿をじっと見つめる。夏休み初っ端にあった試験以来、何だか妙に意識してあんまり顔を合わせられなかったけど、こんなに頼りになるならちゃんと話をして―
「そう、事故ですわ事故。もう何度となく、見境もなく女生徒を押し倒すような不埒な真似をしている痴漢と称するに何ら差し障りない実績がありますけど、本人が事故と言い張っている以上は事故ですわね」
「お前とは一遍とことん話し合う必要がありそうだなっ!?」
力一杯叫び、もうこうなったら自分で解決するしかないと、秋晴は疑惑で容量一杯な裏の目を真っ直ぐに見つめた。それを受けて、向こうもハッとしたような表情になる。
そのまま、アイコンタクトで『俺は無実だ!』と力強く訴える。
するとまだ戸惑うような感じだった棗が、キュッと唇を結んでしっかりと頷いた。その目は間違いなく『分かったよ!』と言っていて―

「つ、妻の日野棗ですっ!うちのあっくんがお世話になってます!」
「どういうことですか、旦那様?」

……なんか訳の分からない事を言い出した渠を問い質す前に、殆ど瞬間移動みたいな速度でヘディエに詰め寄られた。角度的に他の奴等からは見えないかもしれないけど、自分の喉元に触れるか触れないかって絶妙な距離で光っているのは……例の匕首だよちくしょう。
「彼女が言っているのは真実ですか旦那様?ええ勿論、日本の法に当て嵌めればまだ婚姻は出来ない年齢だとは理解しておりますがこの国には『内縁の妻』などという便利な言葉があると聞きますがどうなのでしょう?よしんば婚約だとしてあれだけ可憐で清純なアイシェお嬢様は拒否して彼女を受け容れるということは、それはつまり貴方が近親者にしか情欲を持てないという、このヘディエの予想を遙かに上回るエベレスト級鬼畜変態だという証明になると思うのですが如何なのですか旦那様?」
ピタピタと冷たい刃物を喉に当てつつ喋りたくるヘディエはぞっとするぐらい怜悧な目をしていて……ああもう怖すぎるよこの侍女、どうしてこんな状況で微笑なんて浮かべてやがるんだよ。
どうすればいいか、予想外の展開過ぎてちっとも思い付かない。まさかあの状況からさらに悪化するなんて。平和な花園で銃刀法違反に殺人未遂のマーダー侍女に脅されるなんて色々とキツすぎる。
身動きが取れず喋ることもままならず、もう人生を諦めるべきなんだろーかと秋晴が観念しそうになっていると……不意に、ヘディエが後ろへと振り返った。
「……お嬢様?」
「いや動くならそれ引っ込めてからに!?今刺さった、ちょっと刺さった!」
「やかましいですよ旦那様、頸動脈の一つや二つ断たれたところで何の問題もないのですから大人しくなさいませ」
「それは完壁に死ぬ大問題だっつーの?!」
「お嬢様の未来を案じるならばむしろ善き事です―しかし残念、タイムアップですね」

 

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1円て……
なんだろ……
なんて言うんだろ……
こう……

送料使ったら一緒やん!!
商品一点に付きだし!!

……古本屋を歩き回らないで済むだけましなのかな
ライトノベルコーナーを物色してると表紙がはぁうぅぅぅおっ持ち帰りぃぃな絵なので【視線が!!】だし
でも古本屋を歩き回ってると「あ、これも欲しかったヤツだぁ」ってのもたまにあるしなぁ……
 


                                         (ライトノベル)

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