著者:有沢まみず
イラスト:QP:flapper
福の神のキチと一緒に暮らし始めて、なんだかちょっとずつ幸福になっていく雅人。小さいながら家を手に入れ、華豪な家財道具ももらい、憧れの二之宮さんには手料理を作ってもらって…。でも雅人は忘れていた。自分が日本一不運な男だということを。そして毎月必ず訪れる恐ろしい大凶運の日が近づいていることを…。疫病神から転職したばっかりの福の神キチと、運に見放された最強の“ごえん”使い雅人の学園ハッピーラブコメディ、第5弾。
「ごえん使い?ここ?」
ぎいっとドアが開く。細かい水の微粒子が外の新鮮な空気と共にすっと室内に流れ込んでくる。そっと戸口から首を覗かせるようにして中に入ってきたのは山猫のような雰囲気の少女だった。彼女はするりと身を滑らせてくるとそっと後ろ手でドアを閉じた。
静かな雨音の中でがちゃっと金具の閉じる音が辺りに響く。
すらりとした肢体。艶のある黒い髪。白い肌。驚く程に整った端正な美貌。屹然とした物腰。
やや古いデザインのセーラー服に黒いタイツを穿いていた。
特命霊的捜査官。
それが彼女。
霊能者、天草沙代の肩書きだった。彼女は傘をはめ殺しの窓の格子に引っかけると不安そうにきょろきょろ部屋の中を見回す。
照明が点いていなく室内は薄暗いが彼女の研ぎ澄まされた視力は部屋の中央で寄り添う二つの影をたやすく見つける。
「……ったく」
天草沙代はすっと靴を脱ぐと玄関から上がり込んだ。つっと足音も立てずにプレハブの床を歩くと、
「……」
その寄り添う二つの影を見下ろす地点で立ち止まり、
「はあ、気楽なもんね……」
指先でぽりぽりと側頭部を掻いた。それからじとっと半目でその二人を見下す。その二人。
つまり雅人とキチ。敷かれたせんべい布団。その上に制服のままの雅人がぐでっと足を投げ出すように寝ていて、さらにその傍らでキチがぴっとりと身体を押しつけている。まるでそれはしょぼくれた外観の犬に小さな猫が精一杯甘えているようで。
痩せ犬と仔猫。
何となくそんな組み合わせに見える。
天草沙代はすとんと腰を落とすと膝を抱えるようにしてじっと雅人の寝顔を見つめた。表情が全く浮かんでないが、口調はそんなに冷たくもない。
「……信じられない。ほんと霊能者の癖に無防備で寝ちゃってさ」
もし状況が許すのなら雅人のほっぺたを指先で択りそうな言い方だった。
「何よ?」
と、ちょっと不満そうに、
「……わたしがいることくらい気配で気がつかないの?」
でも、笑っているようでもある。その後、天草沙代はしばらくの間、じっと雅人の寝顔を見つめていた。
暗がりの中、何か特定の感情を示す行動は一切取らず、ただ無表情に。
「……」
と、何か彼女が聞き取れないくらいの囁き声を眩いたとたん。
「う~ん……」
雅人が出し抜けに寝返りを打った。
天草沙代が思わず凝固する。
ほんと、こいつ!
狙ってやってるんじゃないかというくらい最悪のところに顔を持ってくる。つまりじっと雅人のことを観察していた天草沙代の黒いタイツに包まれた足の間。
思いっきりスカートの中に顔を埋めるようにして。
「……」
「……」
天草沙代が固まったように雅人も突然、動きを止めた。どうも様子が変なので目を開けてみたら視界が真っ暗で。
あれ?
何だ、これ?
とか、思ってる様子。
手が泳ぐように彼の視界を塞いでいる物体をさする。
「!」
つまりちょうど天草沙代のお尻の辺り。
天草沙代は、
「ひ!」
たまらず声を出す。手は女の子っぽく肩の上辺りに跳ね上がり。
「……ひ?」
雅人は間抜けにいったん顔を前の方に突き出す。
つまり生暖かい。
スカートの中の……何というかストッキングでガードしている部分。
ピンクがかって見える。
つんつん。
鼻先がそこを突つく。
「ひゃん!」
天草沙代の声が思わず裏返る。
制服のスカートを被せられるのは学生時代のロマンですね(^^
自分から入ってっちゃダメですよ
あくまで被てもらう!
お金出して被せて貰うのはちゃ負けですよ?
たとえば教室で椅子に座っていたら後ろの机に女子が座り「えいっ!!」ってな感じでスカートを頭に被せてくる!
うぅぅ……ロマンです。
ロマンなんです……
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