十三番目のアリス
著者:伏見つかさ
イラスト:シコルスキー
傲岸不遜な気質で知られる九条院アリスは、みずから「令嬢の心得」を定め理想的なお嬢様を目指す十四歳。
十五歳の誕生日を間近に控えるある日、アリスの目の前に彼女を「十三番目(サーティーンス)と呼ぶ謎の少女が現れる。
「私は三番目よ。貴方が眠らせてる力を暴き出してあげるために来たの」
平穏な学園生活を謳歌していたアリスに、突如訪れた過酷な試練。
そして彼女に隠された秘密とは―!?
誇り高くて意地悪でワガママで、でも、ちょっぴり優しくて……
そんなお嬢様・アリスが巻き起こす”ハイゴシックアクション”ここに開幕
(―敵。こいつは敵だ―)
アリスの意志とは別の場所から、得体の知れない憎悪と破壊衝動が湧き上がってくる。
「私はね―貴女に自分がどんなモノなのか、本当の意味で解らせてあげるために来たの。貴女が秘め隠している本性を、眠らせている力を暴き出してあげるために来たの」
嫌らしい笑みを貼り付けたまま、あくまで涼やかにフェレスは語る。
「言ってる意味が―」
「分からなくていいわ。これから私が、優しく教えてあげるんだから」
途端、木々の陰に潜んでいた制服姿の少女達が次々に姿を現す。
数は三人、判別がつきにくいが、昼休みに見た顔も混じっている。
無表情で個性のない、人形のような少女達。
「何を……」
アリスは剣呑な気配を察し、咄嗟に踵を返した。
が、走り出した先はさらに木陰から現れた二人の少女達によって既に塞がれている。
ほんの数秒の間に、アリスは完全に包囲されてしまっていた。
「だぁめ。逃がさないわ、サーティーンス。助けを求めても無駄。貴女は、まんまと私に誘い出されたのよ。この人気のない、うってつけの場所にね」
(そんなばかなこと……)
何を言っているのかと思った。
この場所を歩いていたのはアリスの意志だというのに
「さっきからずうっと、無性に苛々してたでしょう?訳も分からず目に映るモノを壊したくなったでしょう?人が大勢いる場所から、離れたいと思ってたでしょう?あは……愛しい貴女に、私の共振反応は届いていたかしら?」
フェレスは左胸を押さえ、陶酔するように目を細めた。すると、いい気な耳鳴りのような甲高い幻聴が、脳に直接響いてくる。それはまさしく、二つの音叉が共振してるような音で―
(―殺さないと)
心臓が軋み震えている。ばくばくと脈動し、殺意で満ちた血液を総身に送り出していく。
(―今すぐ、こいつを、壊してしまわないと―)
”ハイゴシックアクション”らしいですが……
「未成年だからって貴女の未成熟さはそろそろ危険域に達してると思うの、ママは」
「へぇ、それでその手は何のつもりですか?怒らないから言ってみてくださいよ」
十三番目のアリス (電撃文庫) (ライトノベル)
れでぃ×ばと!
著者:上月司
イラスト:むにゅう
外見はばっちり不良、極悪ヅラの高校生・日野秋春が編入したのは、学力よりもお家柄がモノを言う元超お嬢様高校、白麗稜学院。庶民だし女子でもない秋春が白麗稜に編入したのは、学院に新設された従者育成科に入るため。
……従者育成科というのはつまり、メイドさんや執事さんを育てるための専科なわけで……。
優等生の皮を被った極悪幼馴染みとの再会や、超ドジッ娘メイドさんやらとの組んずほぐれつの交流を得て、秋春は立派な執事になれるのか!?
ちょっぴりエッチなハイソ系禁断ラブコメ、始動です!
声からある程度察していた通り、そこにいたのは女だった。
ただし、予想もしてなかった美人で、おまけに予想外の髪型をしていた。
恐らくは同年代。女性にしては背が高く百七十センチ近くありそうだ。
真っ白い肌と透けるような蒼い瞳からして、少なくとも純粋な日本人じゃなさそうなので、びっくりするほど手足が長いのも多少は納得できる。
白い袖無しのミディアムドレスという、六月になっていないこの時期にも高校という場所にも似合わない服装だが、それ自体は西洋風の顔立ちにとてもよく似合っていて、日の光を浴びて金色に輝く髪との相性もいい。
しかし―なんだ、あれは。くるくると渦を巻くような、漫画や人形でしか見たことのない髪型。
確か縦ロールというやつのはずだが、実際に目の当たりにするとものすごいインパクトだ。
こう、今にも動き出しそうな躍動感があるし。
蒼い目の金髪美人という存在自体滅多にお目にかかれないというのに、髪型によって更にレア度が上がっている。穿いているのは白のミュールで、手に持っているのはやはり白のハンドバッグ。それもファッションや小物に疎い自分ですら知っている有名ブランドの物。
これだけ珍しい『ザ・お嬢様』と言う感じの相手を前にすれば、流石に物珍しさに興味が湧く。あと髪型にも。つい動力源は何だろうとか考えそうになる。だが縦ロールのほうはそうでもないらしく、こっちを凝視する目は明らかに不審者を見るそれだった。
「貴方、どこから入って来ましたの?ここは誉れ高き白麗稜の敷地内ですわよ」
「……あー、俺は、」
「日曜の学院内に、貧相な品のない服装の男……しかも手には小汚いバッグ……」
転校生だ、と秋春が説明をする前に、ぶつぶつと何やら呟き出す金髪のお嬢様。独り言なんだろうが、バッチリ全部聞こえている。
しかし当人はそれに気付いていないっぽく、真剣な表情で足下へと視線を落とし――そして弾かれたように顔を上げ、ビシッとこちらへ人差し指を伸ばし、
「貴方、くだんの不審者ですわね!」
高らかに断言した。
指差されて叫ばれた秋春は、小さく頷く。よし、こいつはきっと話が通じない。なんか自分の名探偵っぷりに酔っているような爛々とした目をしてやがるし。
なので、とる行動はすぐに決まった。彼女を無視して散策に―
「ちょ、ちょっとお待ちなさい。どうして何も言わずに立ち去るんですの!?」
慌てた彼女の声に、面倒だとは思うが足を止める。
ここで無視するといつまでもあの甲高い声で騒がれるかもしれない。それはかなり聴覚というか、脳に来そうだ。やれやれと息を吐きたくなるが、仕方ない。これ以上突っかかられても嫌なでの、自分を睨んで濡れ衣を着せてくる彼女に言ってやることにする。
「付き合ってられないっての。小学校からやり直すか、ミステリ小説百冊読んでからもう一遍今の台詞を吟味して己の馬鹿さ加減を理解した上で失せてくれると助かる」
「なっ……なんて口の利き方を……私を誰だと思っていますの!?」
「知らないし興味もないから。あー、もういいからこんなところで油売ってないでどこぞへと行け。外に出かけるところだったんだろ?」
服装とバッグからそう判断して、言ってやる。
縦ロールの彼女は用があったことを思い出して慌ててこの場を去る……と、秋春は踏んでいたのだが。
目を丸くした彼女はしばしきょとんとしていたが、やがて勝ち誇るような笑みと共に口元へ手をやり、高らかに言い放った。
「フフフ……貴方の方こそどうしようもなく無知で出鱈目な思考回路をお持ちのようですわね!赤子に習い四つん這いから始めるか、いっそ思考放棄して蟻のように無心で労働に従事するがよろしくてよ!」
どうやらさっきの言葉が相当に悔しかったらしい。それと解る物言いだったが……思わず眉を顰めてしまう。
先に自分がああ言っていたので別に腹は立っていない。気になるのはその内容だ。
「……お前、どっかに出かける予定があったんじゃないのか?」
「フン、そんな妄想を勝手に現実だと思い込まれるのも心外ですから特別に教えますけど、そのような予定は一切ありません。私は只息抜きに、ティータイムの前に散歩をしていただけですわ!」
そうそうと言い切る、縦ロール。
秋春は眉間の辺りをトントンと中指で叩いた。あの女は自分がどれだけ変なことを言っているのか自覚がないらしい。またもや頭が痛くなるような現実を直視して、とりあえず確認を取る。
「……それじゃ、あれか?お前は只構内を散歩するのに、ドレスを着て高級バッグを持ち歩くのか?」
「当然ですわ」
当然とまで言われた。もう何も返せない。価値観も常識も違う相手に内を言っても通じないのは明白で、根気よく修正してやる気にもなれない。
なので、悪春は少し考えて、結論を出す。よし、全てを見なかったことにしよう。そう、それがいい、そうしよう。あんなのに構うだけ人生の損になる。
自分の中で折り合いがついたので、無言で頷いてから再び歩き出し―
「――ちょっと、どこへ行きますの!?華麗なる私を侮辱したことに対する謝罪、それに己の過ちと不審者であることを認めるまでは放しませんわよ!」
再び甲高い声に呼び止められてしまった。
しかも今度はわざわざ進行方向回り込んで来るという、かなりうざったいことまでされる。
もういい加減うんざりだった。只でさえ今日はストレスになるようなことばかりなのだ。
そろそろ何も考えずのんきに散策したい。
秋春は重い嘆息の後で、目を細める。
ごちゃごちゃ考えるのは面倒だ。この際だから率直に今の気持ちを伝えてやろうと、真っ正面から高圧的な態度を取る彼女を見つめて―言い放つ。
「うるさいこの金髪ドリル。俺に構ってる暇があるんだったらどっかの工事現場で地面相手にギュルギュル言ってろ」
「な、なっ……?!」
「俺はドリル相手に遊んでる暇はないんで通らせて貰う。ついでに言うと俺は従育科への転校生で不審者じゃねぇ―じゃあな」
~~~
~~~
生まれて初めて、殺気を発している人間と遭遇した。
そして、セルニアと言う名前らしい金髪ドリルは、先ほどもしたようにすらりと伸ばした人差し指をこちらへ突きつけて
「―死罪、ですわ」
見る物を魅了する上品な微笑みと共に、そう言った。
えっちぃかどうかはともかく
腹黒幼馴染みに金髪碧眼ツインテドリルなツンデレ、ロリっ娘。
さぁ、残るはヤンデレとメガネっ娘か?
C3‐シーキューブ〈2〉
著者:水瀬葉月
イラスト:さそりがため
宅配便で届いた謎の黒い箱と、その夜に現れた煎餅泥棒少女(全裸)・フィアにまつわる騒動が終わってほっと一息。ようやく平穏な日常が訪れた……かとおもいきや、そこに新たな宅配便が!?イヤな予感がしつつも箱を開けると、案の定、真新しい女子制服が入っていて……!
かくして春亮と同じ高校に編入することになったフィア。もちろん一筋縄ではいくはずもなく、初登校日にはドジッ娘な美少女が現れて、さらなる大騒動が巻き起こる!?
「いや、その、似合ってる、ぞ?片手でお持ち帰り出来そうな軽さや省スペース感が、いわゆる小動物とかマスコット的な感覚で可愛いと思える、かも、しれないという可能性もなきにしもあらず……」
「む。よくわからんが、似合ってて、可愛い、か……おほん。まぁよかろう」
一瞬だけ、にへら、と頬を緩めつつも、フィアはすぐに鼻を鳴らしてふんぞり返った。
無理矢理に不機嫌の体を作っているような気もしたが、深くは追求しないことにする。
「一着しかないんだ。汚れたら困るだろ、浮かれるのはその辺にしてそろそろ脱げよ。あとさっきから言いたかったんで一応忠告しとくが、そんな服で派手な動きをするとだな―」
「それもそうだ、汚れては困る。ふふふ、明日が楽しみだな、と!」
やっぱり浮かれている。春亮の忠告も聞かず、ぴょーん、とまたフィアは大ジャンプでテーブルから飛び降りようとした。そのとき、零れたお茶か何かでつるんとその足が滑り―
「ふぇっ?」
「わ、こら、あぶっ……」
バランスを崩したフィアの身体を反射的に受け止めようとする。
だが受け止めきれない。
フィアの下敷きになるようにして仰向けにして倒れ、「ぎにょぺ!?」
解ってはいたことだが、なんというか、ものすごく重かった。
中身がにゅるんと出てしまいそうだ。
文句を言おうと目を開けると、フィアは春亮の腰に跨るような姿勢になっていた。
スカートが捲れ上がっており、仰向けになった春亮にはその奥にある白色がばっちりと――
「ぬわーっ」
ずばばば、とフィアが慌ててスカートを押さえる。
頬を赤くした馬乗り銀髪少女は、ぷるぷると震えつつマウントポジションの下の獲物を睨んでいた。
「いや、だから、派手な動きをすると、結構丈が短いから、見えてしまう可能性があると……言いたかったわけで……その、俺はただ忠告をですね?」
がくがくと春亮が引き攣った声を発した瞬間、今の入り口のほうで何か音がした。
畳にタオルが落ちていた。そこに呆然と立っていたのは、むろん、風呂に入っていたはずの同居人―このはだ。盛り上がったパジャマの胸元からはまだ湯気が上がっており、髪はかすかに濡れたまま。
曇った眼鏡の下にあるのは、愕然とした、信じられないようなモノを見る瞳で―それは制服を着たフィアと、彼女を腰に跨らせた春亮へと向けられている。
「あ、あわわ、はわわ……春亮、くん……」
そのとき、無言でフィアが春亮の上から退いた。
春亮は慌てて起き上がり、
「このは。待て。お前、何か誤解を……」
「う、あ、わたしがお風呂入ってる間に、わざわざそんな、新しい制服着せて……そ、それで、馬乗りそして見つめ合い!?これっていったいどういう事ですかいったい春亮くんナニをしようとしてたんですか!?」
血相を変えたこのはが、春亮の肩をがっしりと掴む。
そして半泣きの目を白黒させながら力一杯揺さぶり始めた。
「これが噂のコスプレ的なアレですか!?そんな趣味があったんですか制服じゃなきゃダメなんですか、言ってくれたらわたしも協力ってええわかりました、今日からわたしも家にいるときはずっと制服にしますから、だからもうこんなふしだらなことはっ……」
「うぉいっ!落ち着け!」
全身をシェイクされながら、視線でフィアに助けを請う。しかし帰ってきたのは、
「ふ……フフ。もしや、さっきクルクル回っていたときもずって見えていて、わざと黙っていたのでは……なんというハレンチ小僧……」
やっぱりごちゃ混ぜだが面白い
C3‐シーキューブ〈2〉 (電撃文庫)
とらドラ10!
著者:竹宮ゆゆこ
イラスト:ヤス
春。衝撃の出会い。
ラブレター。共同戦線。電柱キック。
偽乳特戦隊。かぶせたティアラ。
エンジェル大河。くまサンタ。雪山の告白―
そして、雪舞い散る2月。
手を取り合って逃げ出した竜児と大河。
それぞれの思いを胸に、二人はともに未来を切り開こうとする。
立ちはだかるのは、ままならない世界。
ぎりぎりの状況に立たされた竜児の下す決断とは。
竜児と大河の、実乃梨、亜美、北村の、それぞれの思いの行方は。
終わっちゃいましたね。とらドラ!
初版が2006年春頃だったから3年かぁ
結構楽しめたな。
短編がまだ出るみたいなのでもう少し楽しめるのかな
[私たちの田村くん]
[とらドラ!]
ときて次はどんなのを書くのかな?
次回作が楽しみです。
※今回は最終巻なので内容部分の書き込みはしませんでした
ねんどろいど 初音ミク アブソリュートHMO・エディション (ノンスケール ABS&PVC塗装済み可動フィギュア)
劇場版“文学少女
ねんどろいど 97 雪ミク (ノンスケール ABS&PVC 塗装済み可動フィギュア)
googleさんが居るこのページでは
貼れないストーリーをこっちでやってます。
18歳以上の方向け……。
こそっと萌えようぜ
同人誌 コスプレ 同人ゲーム
○っちぃPCゲーム コミック
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迷い猫拾いました
大事に育ててくれますか?
え※ち猫オーバーにゃん!
拾った迷い猫と※なことをするCG集です。