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縛られることに慣れ、いつの間にか浸かってた「ぬるい幸せ」になんか手を振ろう
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超自宅警備少女ちのり (GA文庫)
著者:小幡 休彌
イラスト:しゅー

「自宅警備って、あの何から……?」
「いろいろ。今は、主に地底人」
ごく平凡な日常を送っていた高校生・瀧口譲の人生はその日一変した。
お隣に住む同級生、梅木ちのりに学校のプリントを届けにいっただけなのに、出てきたのは小汚い下着姿で、自宅警備員を自称するちょっとヤバめのヒキコモリ少女。
だが、梅木家内で謎の通路に落っこちた譲が放り出された先には、広大な地下空間が拡がっていた!?
突然現れる巨大な戦闘機械、そこに駆けつける、謎のプロテクターに身を包んだ少女・ちのり。

 
―という夢を見た。
ああ、やかましい夢だった。
譲は布団の上に仰向けになったまま、もぞもぞと目をこすった。
ここはいつもの自分の寝室のはずだし、地底入なんかいないし、隣家にヘンなヒキコモリ少女なんかいない。
……そうだよね?
しかしどういうわけか、ここは見慣れない部屋。横たわっているのは馴染んだベッドではなく、いかにも急遽用意されましたという感じのソファーベッドだ。
夢じゃない。ずっしりした現実が、譲の上にのしかかってきた。
そうだ。ここは自分の部屋じゃない。梅木家のお父さんが使っていた書斎だ。おれのうちは梅木ちのり対地底人の激闘によって、ほぼ半壊状態になったままなのだ。
しかしそれを言うなら梅木家は、さらにひどい全壊状態になってしまったはずだ。それについてはカラクリがある。
あの戦いのすぐあと、ちのりは敷地の片隅にあるシェルターから千鶴ママを助け出すと、帰宅したちさきが喚き散らすのを尻目に、シェルターの備品の中から金属製の大きなジャーを引っ張り出した。中には銀色の顆粒みたいなものが入っていて、ちのりはそれを無造作にそこらにバラまいた。顆粒はちのりがこういう時のために発明し常備してあるナノマシンで、瓦礫を分解して同化しながら、自らも建材となって破損箇所を再生するんだそうだ。おそろしいことに、ほんの二時間ばかりで梅木家はすっかり元通りに復元されてしまった。
「じゃ、これでおれの家も直して下さいよ!」
そう訴える譲に、ちのりはあっさりと答えた。
「無理」
「なんでだよ!」
「だって、この家はもう何度もこんな風に破壊されて、基礎から構造設計を記憶済みのナノマシン建材になってるからこれだけ迅速に修復できるんだもん。譲くんちは普通のおうちだから」
「ひどいよ!俺とオヤジはこれからどこで暮らせぱいいんですか!」
ちのりはどう見ても嬉しさを噛み殺せないという顔で、とんでもないことを言い出した。
「おうちが直るまで、あたしんちに住めばいいよう。もちろんおうちの修繕費はあたしが出す
けどぉ、あれだけ潰れちゃつてると、修復までかなりかかるっぽいもん」
「潰したのは誰だよおい」
憤懣やるかたない譲であったが、なにしろ引っ越してきたばかりで他に頼るあてもない。
問題は、何も事情を知らない父だ。
事件の時には運良く釣り堀に出かけていたという父(言うまでもなく、ほぼ上半分が吹き飛んでしまった我が家の惨状に言葉もなかった)に、譲はとりあえず、なんとか理解してもらえそうな範囲でざっくりと事情を説明した。
父は事態が呑み込めたのかどうか、ただ「あ、そう」と言うのが精一杯だった。
そんなわけで、譲と父は、梅木家の書斎に寝泊りすることになったのだ。
んで、そのオヤジは?
譲は半身を起こし、ぐるりを見回した。もとは大きな机や、たくさんの本棚と蔵書があったそうだが、しょっちゅう家が壊されるので、最近は別に場所を借りて保管してあるのだと聞いた。
今はがらんとした、ただの八畳の洋間だ。傍らに、床にじかに敷いた布団だけが残されていた。
なんだ、オヤジ、もう起きたのか。
譲は狭苦しいソファーベッドの上で、大きく伸びをした。
そして。部屋の片隅に誰かいることに気がついた。オヤジではない。
「くふふふふ。お・は・よ♪」
ちのりだった。なんのつもりか、エプロンなんかして、壁際にじっと正座している。
どきっとした。
いや、この場合、いわゆる女の子とひとつ屋根の下で迎える朝に胸きゅんトキメキ的な「どきっ」ではないのをお汲み取りいただきたい。どつちかというと、心臓に悪い方面の「どきっ」である。「ひっ!」と小さく声が出る感じで。
いくら顔見知りで、そこそこ可愛い女の子だといっても、朝っぱらからじっと部屋の一角に座っていられると、それはやっぱり怖いのである。
譲はバクバクする胸を押さえて、こわごわとちのりに尋ねた。
「な、なにしてるんすか、そんなとこで」
「朝のごあいさつだよぅ。くふふふふ」
「いや、人が寝てる部屋にうずくまって何をしているのかと」
「噛みしめていたんだよう!ゆずきゅんと二人っきりの朝を迎えられるシヤワセを!」
「勝手に噛みしめないでくださいそんなもん!」
「あと、ちょっと匂いも嗅いだり。きゃっ」
「うわあああああああ!」
言い知れぬ気味悪さに総毛立つ譲。そんなようすを気に止めるふうもなく、ちのりは立ち上がった。正座のせいで足がシビレているのか、いくぶん生まれたての子ジカっぽい足取りで、よれよれと近づいてくる。
相変わらず薄着だ。ピンクの胸当てエプロンから、ナマ腕ナマ脚が丸出しだ。
「あっ、そうだ。お父様からおことづけがあるんだよ」
急に思い出したらしく、ちのりはくるっときびすを返して、もといた壁際に戻ると、床に置
いてあった紙切れを拾った。
「ごはっ!!」
時ならぬ呼気が譲の肺から吹き出した。背後から見て初めてわかった。ちのりは薄着どころではなかった。なんにも着ていなかった。エプロン以外。
「あっ、いやーん。気づかれちゃったかしらあん?」
ものすごくわざとらしくお尻を押さえて、ちのりはほんのり赤く染まった顔を譲に向けた。
「ちのり、がんばって挑戦してみました。お年頃の男子がもれなく夢見るという究極アイテム、裸エプロン♪はだかエプロニーング♪わおーん!どう?萌えた?グッときた?劣情誘発された?」
な、なにがエプロニーングわおーんだ。いや確かに裸エプロンは男子の本懐。いやしかし、それにだって適切な設定とタイミングというものが。こんな闇討ちみたいな裸エプロンはいやだ!やっぱりこのお姉ちゃんは、頭のタガがどこか緩んでいる。譲は枕を掩蔽壕のように体の前に置いて、ガタガタと震えるばかりだ。
ちのりは譲の足下に膝をつくと、二つにたたまれた紙切れを両手で「はいっ」と差し出した。
おそるおそる受け取って中を見る。父の筆跡だった。
『譲へ。お父さんは長期出張に出ることにしました。いや、なりました。当分帰りません。お前も連れて行きたかったが、学校もあるので無理でしょう。梅木家の皆さんにご迷惑をかけないように。達者で生きろ。父より』
ああっ、あの野郎。何を勘付いたのか、早々に自分だけずらかりやがったー息子をこんな怪奇スポットに残していきやがって、それでも人の親か。
気づけばちのりが、べったりとしなだれかかっている。
「くふふふ。ねえゆずきゅん、そろそろ起きて。お食事にする?シャワーにする?それとも、あ・た・し?」
「うわあああ、のしかからないで!食事!朝ごはんにします!あーおなか空いたなあー!」
「アーアーなんにも聴こえなーい」


超自宅警備少女ちのり (GA文庫)です。
腐女子です。
ヒキコモリで暗黒思考でアニメオタクでコスプレマニアでネトゲ中毒でやおいも百合もショタもロリも見境なしの変態で家事能力ゼロで社会性ゼロで人見知りで偏食でワガママな自宅警備員がちょろっと地底人と戦うお話です。
婦女子LIFEをお楽しみ下さい


超自宅警備少女ちのり (GA文庫)

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ロウきゅーぶ! (電撃文庫)
著者:蒼山サグ
イラスト:てぃんくる

少女はスポコン!コーチはロリコン!?ハートフルなさわやかスポコメディ!
高校入学とともに部長のロリコン疑惑で部活を失った長谷川昴。ただでさえ小学生の話題はタブーなのに気づけばなぜか小学校女子バスケ部コーチに就任って……!? 
「ん? ぱんつなら心配ないよ、ほらっ」(三沢真帆)
「やっぱりっ、でか女なんだわたしっ!」(香椎愛莉)
「おにーちゃんの背中が気に入りました」(袴田ひなた)
「あの、そ、そろそろご指導の方を──」(湊智花)
「いろいろ面白くなってきたわね、ふふ」(永塚紗季)
五人の個性的な少女たちの猛烈アピールに戸惑いながらも、それぞれの想いを守るため昴はついに男を魅せる!
小学生の女子だって抱えている悩みは多いのです。そんな彼女たちに翻弄される、さわやかローリング・スポコメディ!


「昴、みんなに優しくしてあげてね、緊張してるの、あんただけじゃないんだからね」
微笑みを携え、しかし教師の顔でそう言った。
「……分かってるよ」
返事を聞くと、満足そうな顔でミホ姉は今度こそ遠くに消えていく
ったく、しょうがない……やるしか、ないか。
正直、この指導が自分にとって何か足しになるとはやはり思えない。だが、ここまで来てしまったのだ。徒労に終わらせぬためにも、せめてミホ姉の教え子たちには何かしら伝えてやれるように、出来るだけ努力してみるか。
……それにまあ、コーチング白体は別に嫌いじゃないしな。
―― 一つ、二つ、深呼吸。
目の前の鉄扉を開けば、そこで生徒たちが待機しているのだろうか。それとも、自主練なり遊び半分の紅白戦なりしている最中か。一言目はどうする?あまり軽い態度だとアホっぽいし、かといって言葉が足りぬと怖がらせてしまうかもしれない。最初は引かれないように敬語を使うべきだろうか。それともいきなりフレンドリーにタメ口か……?
どうする?どうする?
「くそ、悩むだけ無駄だ」
考えたって、答えなど出るはずもない。勢い任せでドアを開いて、あとは出たとこ勝負だ。
よし、覚悟を決めてやる。
ノブに汗の滲む手をかけるそして、力一杯に引き開け――

『お帰りなさいませ!ご主人様!』

すぐに、閉じた。どうやら緊張のあまり幻覚を見てしまったらしい。
幻覚だと、信じたかった。

もちろん、そうそう都合良く幻覚なんぞ見るはずもなく。意を決して再突入すると、扉の前に整列していた五人の少女たちは、

『お帰りなさいませ!ご主人様!』

さっきと一言一句違わぬ台詞で再び俺を迎えて下さった。
混乱した頭で、順繰りに全員の姿を見回す。
少女たちは皆頭に白いカチューシャとひらひらしたエプロンを装備し、その下に重苦しそうなドレスを着込んでいた。
ぱっと見、服は二種類あるらしく、色はどれも黒だが 三人がロングスカート、二人がミニだった。ミニの二人は膝丈のタイトな靴下も身につけており、一方はレースのフリルで彩られた目の細かい黒のメッシュで、もう一方の子は赤と黒のボーダー。
――などと、細かい説明はおそらく時間の無駄であろう。
彼女たちの外観を叙述するなら、一言で良い。
要するに、メイドさんなのだ。
こんな地方の街で暮らしていても、一応『都会ではメイドさんが流行ってるらしい』くらいの情報なら人ってくる。が、まさかここまでの浸透率だったとは思いもよらなかった。メイドさんがいる場所、と言ってもせいぜい喫茶店くらいのものだと思っていたのだが。
メイドバスケ部か、一体誰が得するんだろう。
って、そんなわけ有るか。この状況で陰謀の匂いを嗅ぎ取れない輩などそうはいまい。
改めて、メイドさんたちの顔に目を向けてみる。うむ、ノリノリなのは二人だけで残りの三人からは嫌っそおなオーラが内面からにじみ出ている。つまり誰かが強制した結果こんな事になってしまったと考えるのが妥当だ。ではその誰かとは?考える必要もなかろう。
「主し訳ない!ミホね……篁先生が無茶を言ってすまなかった。心よりお詫び申し上げます!」
腰を直角に曲げ、可能な限り真撃に頭を下げ続ける。もう二度と面を上げないほどの覚悟で。
……あんにゃろう。さんざんそれらしい事をのたまっておいて、その実目論見が裏目にでた時の保身に逃げ出しただけじゃれえか!
「えっとー、ご主人様。何のことですか?」
「え?」
ところが返ってきた言葉が予想と違ったので、つい予定より早く体を戻してしまった。
ざっと五人の顔を見渡すと、真ん中に立っている子がにかり、と笑いかけてきた。今、ロを開いたのはこの子だろうか。栗色のセミロングヘアを二つに結っており、ぱっちりとした大きな瞳が特徴的な子だった。こぼれる白い歯から、五人の中でも特に快活な印象を受ける。
ちなみにこの子はロングスカートで、ノリノリだった内の一人だ。
「えっと、篁先生に無理矢理着せられたんじゃないの?それ」
目線を真ん中の子から徐々に周りへとずらしつつ、尋ねる。疑っているわけではないが、どうもこの子と他の子には気持ちに温度差があるような気がする。下手したらこの子は既にミホ姉の手の内、という可能性もあるので、出来れば他の子の声も聞いてみたい。
などと思っていると、
「違いますよう、これはご主人様への歓迎の表れで、みんな自主的に着たんです。ね、もっかん?」
まるで内心を読まれたかのようなタイミングでその子が向かって右隣の少女に顔を向け、伺いを立ててくれる。
そして――呼びかけられた、ざっくりとシャギーの入ったショートカットと、左眼の下にあるほくろが目印の子は、数秒の沈黙を置いてから、
「………………はい」
まさに蚊の鳴くような声で短く返事をした。目線を落とし、床を見つめ絞り出すように。なんだか嫌気が胸の中で煮えたぎっている様子が目に見えるようなんですが。

どう見ても言葉を額面通りに受け取れる態度ではない。明らかに異常。いや、異常と言えば全員がメイド服な時点でそうなのだが、それに輪をかけて……何かが変だ。
もしかして学校の方針としてコスプレ部活という奇怪な新機軸を推進しているのか?などと荒唐無稽な仮説も浮かんだが、脇に目をやると隣のコートを使っている女子バレー部はいたって普通だった。まあ、当たり前か。
「……あの、ご主人様。初対面ですし、とりあえずみんなで自己紹介とか、しませんか?」
長らく怪訝な表情を浮かべたままだんまりしている俺を不審に思ったのだろう、図抜けて長い髪を左右で三つ編みに結わえた眼鏡の少女が、少し困惑の色を浮かべつつもはきはきとした口調でそう打診してきた。
……いけない。あまり言葉が少ないと怖がらせてしまうかもしれないと、自らに釘を刺していたはずではないか。
「……ごめん、そうだね。そうしよっか。じゃあまずはみんなの名前とか、聞かせて下さい。」
努めて笑みを作り、顔色をうかがう。ああ、背中がもぞもぞする。こんなしゃべり方で良いのかな。変な奴だと、思われてないだろうか。まあ、変なのはお互い様のような気もするが。
返事を聞くと、五人は少し間を置いて互いにアイコンタクトを取るようなそぶりを見せる。
それから全員で声を揃えて、

『かしこまりました、ご主人様!』

……これはどうしたものか。
見た目のインパクトが強すぎて今の今まで流してしまっていたが、なんだご主人様って。これからずっとそう呼ぶつもりなのだろうか。……それは困るぞ。
「えっと、その前に……その『ご主人様』っていうの、止めてもらえると助かるんだけど……」
伝えると、再びしばしの沈黙。―と、今度は二つ結びの子が中心となって円陣が組まれ、何やらこそこそと内緒話が始まった。あれ、失言だったか?機嫌を損ねてしまったのだろうか。しかしこればっかりは譲れないしなぁ。むず痒さでどうにかなっちまう。
色々考えてるうちに円陣が解けた。彼女たちは元通りに整列し、先程と同じように声を揃えると、

『わかりました、お兄ちゃん!』



ロウきゅーぶ! (電撃文庫)第一巻です。
ロリきゅーぶじゃないですよ。バスケットボールを通じて女子小学生と仲良くなっていく素晴らしいスポーツコメディです。小学生のメイドさんをはべらかす内容じゃないですよ。
ロウきゅーぶ! (電撃文庫)を読んで「俺は女バスのコーチになる!」なんてどこかの海賊志望者みたいなことを思っちゃわないように(^^
気持ちは分からんでもないが……



ロウきゅーぶ! (電撃文庫)

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「先生!465号室の患者の様子が変なんです!」

宿直室に女姓の声が響く。
室内にいた担当医と二人の看護師が即座に宿直室を飛び出した。

「何でだよ……」
担当医がモニタを見ながら呟いた。
呟きを聞いた看護師二人もモニタを覗き込み、愕然とする。
「し、心拍数[IP]が10を切ってる!」
「しかも0に近い!」
動揺を隠せない看護師二人に担当医が指示を出す。
「まずは今まで使ってなかった新薬[日記]投与だ。八時間毎に投与[更新]。四十八時間は様子見する。成分[キーワード]における塗医[読者に質問]の比率を高めておけ。抗生物質[ping]も忘れるな」
「ハイッ」
二人の看護師はキビキビと指示に違い、作業する。
多分、これで持ち直すはず……だ。

だが、担当医の心にはなにか引っかかる物が残っていた。
「先生、作業完了しました。」
看護師がこちらを向いて言った。
「あ、ああ。これで四十八時間様子を見よう。八時間毎の投与を忘れないように」
担当医は心に引っかかりを感じながらも部屋を後にする。
「これで持ち直してくれるといいんですけどねぇ」
「あいつの治療だから問題ない。今回は新薬も出てる」
看護師達の声が聞こえる。

「何かが……足りない……」
担当医の呟きが薄暗い廊下に消えていく。

悪夢のような心拍数[IP]減少事件から二十四時間が経ち、担当医は再びモニタを覗いた。
「二程上がったか……」

担当医は悩んでいた。
上昇数が少ない?いや、新薬[日記]投与して一日目ならこの位か?
まだ、やれることが有るんじゃないのか?本当に新薬だけで持ち直せるのか?
自問自答する。

……答えはNOだ。
新薬だけではまだ薄い。
もっと効果のあるアレしかない……
などと考えていると
「先生、どうしたんですか?考え事ですか?」
と、看護師Aが両手にマグカップを持ちながら声をかけてきた。
傍には看護師Bもいる。
「あぁ、どうしても気になることがあってね」
担当医が答える。
「気になる……事?それはあたしのスリーサイズですか?」
看護師Aは熱いコーヒーの入ったマグカップを机に置きながら聞く。
きっと悩んだ顔をしている担当医への彼女なりのジョークだろう。
「ああ、それはずっと気になってる。でも今は患者はこのままで本当に持ち直すのか?と思ってね。新薬[日記]を八時間毎に投与[更新]して成分[キーワード]も高めてるがこの方法で効果が出るのは時間がかかるんだよ。即効性のある対処法にはならない。」
看護師の入れてくれたコーヒーに手をつけながら担当医は続ける。
「今行っている治療は体力[コンテンツ]を増やすやり方なんだ。体力[コンテンツ]が増えれば血流[ロボット]も増える。血流[ロボット]が増えればそれは心拍数[IP]の増加に繋がるはずなんだ。だがこれは最初に言ったように時間が必要なんだ」
「時間がかかるのは……今の状態では余り得策じゃありませんよね」
看護師Aがマグカップの縁を指でなぞりながら呟くように言った。

「ずっとスリーサイズを気にしてたのかよ」
看護師Bは違う所に喰いついていた。


カチカチカチと時計の音だけが室内に響く。
時計の秒針が18度程動いた後、
「禁じ手……しか……もう……」
担当医はコーヒーを机に置き、溜息と共に呟いた。
「禁じ手って、先生!」
看護師Aは机に両手をバンッと付き、立ち上がった。
「発火[炎上]させて現状を打開させるには今の患者じゃ無理です!患者の心拍数[IP]は0に近いんです!」
看護師Aは声を荒げて担当医に抗議する。
「心拍数[IP]が0に近いと燃焼[炎上]を手伝う物がない。つまり燃えない」
看護師Bも後に続き異論を唱える。

「えっ?」
担当医は訳が分からないと言ったような目で看護師AとBを見つめる。
「えっ?」
「えっ?」
看護師AとBもキョトンとした顔で担当医を見る。
看護師Aが消え入りそうな声で呟いた。


「発火打開かと思った」


「発火打開?なにそれこわい」
担当医は首を傾げている。
今日も平和な宿直室であった。




「発火打開かと思った」なにそれ?おいしいの?

ワードを見たときの第一印象です。
何を思えば「発火打開かと思った」なんて出てくるんだろう?
発想が斜め上向いてるよw
けど「発火打開かと思った」なんて一番訳解らないお題を他の皆さんがどう捻って料理するのか楽しみです。

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windowsXP 32bitからwindows7 64bitへアップグレード

windows7PROアップグレード版が届いてた。
windows7アップグレード版DVDが32bit用と64bit用各一枚ずつ入ってます。なんだか得した気分。
とにかくインストールだ!でもwindowsXP 32bitはしばらくは消したく無い!って思ってたのでwindows7 64bitはwindows7 64bit RC版を入れてたハードディスクに入れることに。

まずwindowsXP 32bitを起動させてからDVDを入れると「バージョンが~~」と出てインストールが出来ない。windowsXPからは新規インストールのみなのであたりまえか(^^

次にwindows7 64bit RC版を起動させてからDVDを入れると……普通にインストーラーが動いてる。このまま行くか!と思ったけどパーティションを切りたかったのでここで止める。

今度はwindows7 64bit版DVDからシステムを起動させてwindows7 64bit RC版の入ってたハードディスクをフォーマット、パーティションを切り……
あ、あれ?出来ない……。
何でか解らないけど出来ませんでした……(^^;。
windowsXP 32bitに戻してパーティション切ってからもう一度インストールしようかと思ったけどなんだか面倒になりそのままインストール続行。
ドライブの速度が遅いのか非常にまったりとしたインストールでした。
アクティベートも無事に終了しwindowsXP 32bitの入ったハードディスクとwindows7 64bitの入ったハードディスクによるデュアルブート環境が完成。
起動時にどちらのOSで起動するのか選べます。

でもこれ[ライセンス違反]なんですって!!
警告が出る訳じゃ無いけど……

いや、まぁ、そのうち消しますよ。MSさん(^^;


windows7 64bit・32bitアップグレード版で出来るインストール

現在起動してるOSを消して同一ハードディスクにwindows7 64bit・32bitアップグレード版をインストールする。(XPからの場合)
●DVDから起動させてハードディスクを選択しフォーマット後、新規インストール。
 プロダクトキーを入力。
 終わり

現在起動してるOSの入ってるハードディスクとは別に新たにハードディスクを増設し、そこにwindows7 64bit・32bitアップグレード版をインストールし、起動させる事は可能。今まで使用してたOSも引き続き利用可能。 [ライセンス違反]
●DVDから起動させてハードディスクを選択し、新規インストール。
 プロダクトキーを入力。
 終わり。

新品のハードディスクを一つだけPCに装着しwindows7 64bit・32bitアップグレード版をインストールすることも可能。 [ライセンス違反]
●DVDから起動させてハードディスクを選択し、新規インストール。
 プロダクトキーは入力しない
 一度インストールを完了させる。
 もう一度DVDから起動させてハードディスクを選択しフォーマット後、新規インストール。
 プロダクトキー入力。
 終わり。

どれも共通してることは[DVDから起動させる]ってことかな。


製品版やバンドル版の立場は……アップグレード版には32bit・64bit両方入ってるし、デュアルブート出来ちゃうし……

 

β・RCと使ってたので何の感動もない……後、自己責任でね

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まともな人間のどこが面白い

googleさんが居るこのページでは
貼れないストーリーをこっちでやってます。
18歳以上の方向け……。
こそっと萌えようぜ

同人誌 コスプレ 同人ゲーム
○っちぃPCゲーム コミック
ダウンロード販売サイト
ダウンロードサイト Gyutto

迷い猫拾いました
大事に育ててくれますか?
え※ち猫オーバーにゃん!
拾った迷い猫と※なことをするCG集です。

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